FOD・TVerで開催中の「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」で順次無料公開され注目を集めている26年前の中山美穂&木村拓哉主演ドラマ「眠れる森」(1998年、フジテレビ系)。ロマンス要素に加え、中毒性あふれるミステリー展開も本作の魅力だ。同時期に「ラブジェネレーション」(1997年)や「ビューティフルライフ」(2000年)といった恋愛ドラマで一世を風靡(ふうび)していた木村の緊迫感あふれる表情に、今また多くの視聴者が魅了されている。(以下、ストーリーの重要なネタバレを含みます)
木村拓哉“直季”が見せる緊迫の表情
「眠れる森」は、3カ月後に結婚を控えた実那子が故郷の森で謎めいた青年・直季(木村)と出会ったことから始まるミステリー。直季は実那子のことを15年前から知っているといい、実那子につきまとっては「実那子は俺の一部なんだ」「もっと憎めば?そのうち俺のことどうしようもなく好きになるから」と不気味なことを口にする。
だが回が進むにつれ、直季の本当の思いが徐々に明らかに。実那子が実は子どもの頃に家族3人を惨殺されたこと、そのおぞましい記憶を消すために直季の父が実那子の脳に“記憶の埋め込み”を行ったこと、埋め込まれた記憶が直季のものであること、そのすべてを知っている直季が、フラッシュバックから実那子を守るため15年後に姿を現したこと――。次々と明らかになる真実に、視聴者からは「続きが気になりすぎる!」の声が上がる。
26日(土)まで無料配信中の第7話では、実那子の出生にまつわる新たな衝撃の事実が判明する。直季さえも知らなかったその事実に、普段は飄々とした直季ですら「そういうことだったのか…」と動揺を隠せない。実那子の出生の秘密が隠されたタイムカプセルを一人で掘り起こすシーン、そして事実を知ってしまい、ショックで茫然となるシーン…。直季の緊迫感あふれる表情から目が離せない。