「ビリオン×スクール」は僕のもう一つの学校だった
――家でフルーツを食べたりしますか?
リンゴやバナナなどは食べます。中でも一番食べるのはリンゴ。って今、皮のまま囓っていると思いませんでした? 残念。僕はちゃんと包丁を使って皮をむく派です。まぁ予想通り、皮をむくつもりで自分の手をちょっと切ったことはありますが(笑)。そう考えるとバナナはラク。皮を手でむけますから。でも今回、ブドウのおいしさを知ったので、今後はちょっとバリエーションを出して、いろんなフルーツを家で食べたいと思いました。
――農園は山の中にありましたが、気分転換になりましたか?
やっぱり自然って最高です。僕が田舎大好き人間というのもありますが、やっぱり地方でしか感じられない良さってものがあって。特に今回は土の香りを感じられて、何か懐かしかったです。またどっかに行きたいです。
――ブドウ農園には遠足の子供たちもたくさん来ていましたね。
見ていて懐かしくなりました。遠足、秋にありましたよね。みんなで一緒にいろんなところに行けて楽しかった。もうあんな時間は帰ってこないと考えたら何かさびしい気持ちになります。
――学校行事の旅行で一番印象的だったのはどこに行ったときですか?
中学校の修学旅行かな。京都で班行動をしたのですが、集合時間を間違えて町をさまよってしまって。班長だった僕は超焦りました! 先生が電話をかけてくれて誘導はしてくれるんだけど、持っているのはガラケーだから地図アプリとかないんですよ。先生が口頭で「北の方角に進め」とか東西南北で言ってくれるんですけど全く分からない。あのときほど方位磁針を持っていれば良かったと思ったことはないです(笑)。今だとスマホだから道に迷うなんてことはないのかな? あれは本当に班員に申し訳なかったです。
――京都は満喫できたんですか?
楽しかったです。有名な寺院を回ったりして。みんなで一緒に回るというあの感じ、ものすごく懐かしいです。先日、中学校の同級生と4、5年ぶりに会ってご飯に行ったのですが、本当に感慨深かったです。懐かしい話や今の状況を聞いたりして、泣きながら話したり…。もう青春ですよ。なぜかワクワクしました。そして、みんなが少しずつ大人になっているのを見て、どこか寂しい気持ちも生まれてきました。彼らから見たら僕も大人になっているように見えるのか…。ちょっと気になります。
――「ビリオン×スクール」(フジテレビ系)では学生役でしたが、ドラマで学校生活を体験することはまだあるんじゃないですか?
そうですね。あの現場は、お芝居なんだけどお芝居じゃない、不思議な気持ちになることが多かったです。クランクアップの日は本当に卒業式のような気持ちになって寂しさでいっぱいになって…。撮影中はがむしゃらだったので気付いていなかったですが、終わってみると僕にとってもう一つの学校だったんだと気づかされました。数年後、成長したみんなとまた会って、楽しい同窓会をしたいです。それまで僕も頑張らなきゃと思います!
■撮影=諸井純二/取材・文=玉置晴子/スタイリスト=東正晃/ヘア&メーク=Mashino/撮影協力=浅間園、理想園
※現在、シャインマスカット狩りは終了しております
※高級ぶどう食べ放題コースも終了しております
かしわぎ・はる=2005年3月31日生まれ、熊本県出身。2022年8月8日 、メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急の14号車としてデビュー。W主演を務めた「君には届かない。」(TBS)が話題に。4月3日スタートドラマ「好きなオトコと別れたい」(テレ東系)にイチ役で出演、4月18日スタートドラマ「ゴーストヤンキー」(MBSほか)では、風町トゲル役で単独初主演を務めた。ドラマ「ビリオン×スクール」(フジテレビ系)に鈴木司役で出演。超特急の21枚目のシングル「AwA AwA」が11月6日にリリースされる
Universal Music
発売日: 2024/04/17