真琴は夏に現れた“ビーチボーイズ”の存在を大好きに
前半はひたすらに暑い夏を描いていたが、物語は中盤を過ぎ、夏の終わりを描き始めている。広海と海都、急に現れた2人の男性に翻弄されながらも真琴にとっては、思い出深い大切な夏だったに違いない。真琴の表情を見ていれば、彼らのことが大好きだということが顔に書いてある。
「ビーチボーイズ」らしいシーンとして広海と海都という真逆のキャラなお兄さんが真琴をからかいながら仲を深めていくというのがある。第7話の最後でも、日中忙しすぎた真琴が怒ってプリプリしていると、広海と海都がおわびとして「女王様、お湯の準備ができましたよ」と、民宿名物の五右衛門風呂で疲れを癒やしてあげようとニンマリ。
元気ハツラツな水色の水着を着て元気に登場した真琴がドラム缶に飛び込むと、それはただの真水で「冷たーい!何これ水じゃん」と真琴はさらにご機嫌斜めに。真琴のキュートさ、そして顔を近づける反町&竹野内のイケメンオーラの強さに思わず微笑んでしまう視聴者も多かっただろう。
いつか来る別れの気配を感じながらも、そのとき一緒にいられることを全身で楽しんでいる3人を見ていると、“今”をどう生きるかが大事ということがよく分かる。今見ても十分元気をもらえて、感じ取れることが多いドラマだ。
フジテレビジョン