堂本光一は“帝国劇場を本当に愛している方”
演出家・堂本光一への思いについて、渡辺は、「光一くんには、手取り足取り、“語尾はこういう感じ”とか“ここでこういう動きをした方がいい”とか、本当に一から基礎を教えてもらいましたし、自分から相談ごとに行ったときは、演出家の顔から先輩の顔になってくれるという。後輩と接するときの演出家と先輩の使い分けって言うんでしょうかね、そこら辺の器用さとかっこよさが本当に尊敬できるすごい方だなというふうに思いますし、帝国劇場を本当に愛している方なんだなというふうに、演出をしていただいているときからひしひしと感じています」と敬意を払いつつ、「で、光一くんはさっきいらっしゃったんですけど、帰っていきましたね」とコメントし笑いを誘う。
また、先輩・亀梨の登場によりその礼儀正しさがさらに際立っていた渡辺だが、言葉に詰まると「もうアガっているので、記者の皆さん、あまり僕に振らないでください」とたじたじになる場面も。そんな様子を「アドリブそんな得意じゃないよね」と亀梨に指摘され、「はい、アドリブはもう“ガンガン”無理なんで」とあたふた。
また、劇中のアドリブシーンで、客席に向かって“お魚さん”と呼び掛けるくだりを例に挙げられると、「あそこは亀梨くんのアドリブをちょっとまねていたつもりだったんですけど、そこもあんまりうまくないって言われました」と苦笑い。
それを聞いた亀梨は、「俺はアドリブ最長30分ぐらいやってめちゃくちゃ怒られてたから。楽しくなっちゃって(笑)。俺ここから2時間喋れって言われたら喋れちゃうから。さあ行きますか、皆さん!」と客席に呼び掛け、渡辺は「いや、ちょっと勘弁してください(笑)」とさらにパニックになっていた。
一方の森本は、「稽古から、語尾が違うとかイントネーションが違うとか、感情の入れ方だったり発声だったり、基礎を教えていただいて。チャンプをやる上でのチャンプの軸みたいなものを改めて聞かされたんですよ。そこの新しい発見というのが僕の中ではすごくびっくりして。演出家らしい光一くんのマジの思いみたいなものを感じて、“この思いに絶対応えないとな”と思いながらステージに立っていたんですね。光一くんって、しょっぴーも言ってましたけど、時には先輩の姿を見せてくれて、忍者の子たちが硬かったら逆におふざけを入れたりとか、緩急をつけて現場を作ってくださっていて、一緒にお仕事ができて本当にうれしかったなと思います」と振り返った。
亀梨が降壇すると、「めっちゃかっこよくね?亀梨くん」と興奮気味の森本。渡辺も途端に気が緩んだのか、「歩き方かっこよかったもんな」「いなくなったらイジれちゃうんだよ」とふざけて歩き方をまねしてみせる。2人はその後もしばらく「“亀”だったよな!」「うん!いると緊張しちゃうんだけど、いなくなったらイジれるんだよね!」「やばい、後で怒られる」と子供のようにはしゃいで会場を和ませていた。