高橋克実“朱雀”、偶然耳にした“老害”の言葉に驚がく…一方、SNS宣伝活動を任された菜々緒“鷹野”はまたもやとんでもない奇跡を起こす<無能の鷹>
「無能の鷹」第5話あらすじ
第5話は――
圧倒的なデキるオーラを醸しながらも、衝撃的な無能ぶりで社内ニートとなっている鷹野(菜々緒)が、なぜか鶸田(塩野瑛久)がひっそりと更新している個人SNSをじっくりと読んでいる。そんな中、今日も「ありがとう」「ごめん」が言えない老害部長・朱雀(高橋克実)のフリーズしたパソコンの復旧に汗をかきながら勤しむ鳩山(井浦新)の姿が。無事にパソコンは直ったものの、案の定、感謝の言葉はなく、鶸田、鵜飼(さとうほなみ)、雉谷(工藤阿須加)らはグループチャットで、その朱雀の様子を見て愚痴るのだった。
社内チャットで解決する話でも顔を合わせて会議をやりたがる朱雀は、この日も部員を会議室に集めていた。そこでも、やりたい放題で会議を進める朱雀は、独断によりSNSでの宣伝活動を若手の鷹野と鶸田に一任。だが、その後なぜか鷹野は会社の愚痴を連ねる鶸田のSNSアカウントを自席で朗読していてーー。
そして、宣伝用SNSアカウントのアイコンとヘッダーをポーズキメキメの鷹野の写真に設定し、アカウントの運営も鷹野に任せたことで、またもやトンデモナイ奇跡が巻き起こることに。
やがて、いつもの居酒屋で酒を酌み交わす鳩山、鶸田、鵜飼、雉谷たち。鳩山からかつて朱雀がバリバリ働いていた現役時代の話を聞き、現在との振る舞いの違いに驚く。そして、「誰でも歳は取る。その結果、誰だって老害になる可能性はある」と鳩山は皆を諭すのだった。
一方の朱雀は、家庭でも傍若無人な態度で振る舞っており、妻・亜矢子(中島ひろ子)や娘、息子からはまったく相手にされない日常を過ごしていた。そんなある日、鵜飼らが自分のことを「完全なる老害」と話しているのを偶然聞いてしまった朱雀は、開発部・部長の鴫石(安藤玉恵)に八つ当たりした挙句、早退してしまう。
しかし、早く家に帰っても、そこに自分の居場所がないことも分かっていて…。いつからか、なりたくないと思っていた“部下に理解がない上司”に自分がなっていたのか、と愕然とした朱雀。落ち込んだまま帰宅すると、妻からも定年を前に離婚したいと離婚届を突き付けられてしまう。
後日、祝日にうっかり出社してしまった朱雀は、同じく間違えて会社に来た鷹野と2人きりに。そして、パソコンがまたもやフリーズした朱雀は、開発部・鵙尾(土居志央梨)の連絡先のメモらしき、「MOZU」と書かれた電話番号に電話するよう鷹野に指示をする。電話をかけてみると、そこは鳩山、鴫石がたまたま訪れていた昭和テイストたっぷりの純喫茶・MOZUで…。恋愛相談が得意なママ・百舌子(渡辺えり)と、鷹野との奇跡の会話が成立。そして、鴫石は、かつて朱雀と交わした約束を果たすべく、強い気持ちで朱雀にあることを進言する。
――という物語が描かれる。