プロ野球を現役引退した青木宣親氏が「NumberTV」第8話に出演。次回第9話には、パリ五輪で日本人第1号の金メダルを獲得した角田夏実選手が出演することが明らかになった。
人生を変えた「最大の挫折」をアスリート本人が語る「NumberTV」
同番組は、ドコモの映像配信サービス・Leminoと数々のアスリートのドラマを伝えてきたスポーツ総合雑誌「Sports Graphic Number」(文藝春秋)との共同プロジェクトによって誕生。Lemino独占配信のオリジナルドキュメンタリー番組で、2024年7月25日から独占無料配信されている。
トップアスリートたちの輝かしい「現在」と、それに至るまでの「挫折」をアスリート本人が語るリアルドキュメントで、さまざまなスポーツジャンルの一流アスリートが登場。それぞれの「挫折と復活」の物語を深く掘り下げていく。全24回の配信で、福士蒼汰が番組ナビゲーターに、クリープハイプの「インタビュー」がテーマソングとなっている。
青木宣親氏、恩師や仲間たちからの「よく頑張ったな」の言葉の真実を語る
11月7日に配信を開始した「NumberTV」第8話には、今シーズン限りで現役を引退した東京ヤクルトスワローズの青木氏が出演。2軍での孤独な日々から、世界の舞台で活躍し日本球界を代表する打者へ。21年間のプロ生活を振り返り、あまたの困難から不屈の精神ではい上がった青木氏の知られざる闘いの軌跡に迫る。
小学1年生で野球を始めた青木氏は、小学校時代にはピッチャーとして県大会優勝を果たしたものの、高校では甲子園出場の夢がかなわず、無名の存在に甘んじる。それでも野球を続けたい一心で、指定校推薦で早稲田大学に進学。全国レベルのエリートたちに囲まれ、再び挑戦を重ねた。
大学では、恩師である野村徹監督から「走・攻・守」のバランスを生かす打撃の基本を叩き込まれる。「目立つな、役割を全うしろ」という指導に最初は戸惑いながらも、次第に自分の持ち味に気づかされていったという。いつしか青木氏は、「走れる自分」だからこそ果たせる役割に誇りを見出し、野球と向き合い続けた。
大学卒業後、ドラフト4位でヤクルトスワローズに入団。以降、最多安打や首位打者、盗塁王、最高出塁率、ゴールデングラブなど数々のタイトルを獲得し、「走・攻・守」の三拍子がそろった好打者として、プロ野球ファンなら誰もが知る存在へと成長し、数々の勝利に大きく貢献した。
2012年には、MLBへ挑戦。想定外の入団テストから始まり、日本の野球との違いに対応しきれず極度の不振に苦しむ。そんな時、イチロー氏からもらった一言により自分と向き合った青木さんは、シーズン終盤に調子を取り戻し、ワールドシリーズ出場という快挙を果たした。MLB7球団で活躍し、NPBに復帰。若手の模範となりチームをけん引し、2021年には悲願の日本一も達成する。
NPB史上唯一の2度のシーズン200安打達成、WBCでの2度の世界一への貢献、さらにはMLBでのワールドシリーズ出場など、世界の舞台でも輝き続けた青木氏。現役を引退した今、これまでのあまたの困難をどう乗り越えたのか、そして恩師や仲間たちが青木さんに伝えた「よく頑張ったな」の言葉がどれほどの意味を持つのか――彼の野球人生の真実には、挫折と葛藤、そして支えてくれる人々との絆があったという。
Leminoの「NumberTV」特設サイトでは、本作の配信を記念して、青木氏のサイン入りグッズが抽選で3人に当たるプレゼントキャンペーンを実施中。