石田ひかりが「月の神」役を熱演 23年ぶりの藤原との再共演に「本当に頼もしい」
ヒルコの正体を暴き、反乱を止めるために「全決」をはじめとした神々が立ち上がる第7話以降は、石田ひかりがゲスト出演。演じるのは、スナックの経営者・佃未世だ。その正体は、月読命(つくよみのみこと)という夜を治める神様で、月明かりの下であれば、時間を操ることができる。佃は宇喜之に頼まれ、「全決」のピンチに力を貸すことに。そして、この佃の登場を機に物語は大きく動き出す。
石田は23年ぶりとなる藤原との共演に「(藤原)竜也くんとは、プライベートで2回バッタリ会っているのですが、23年ぶりに現場で再会できたことは何よりうれしかったです。皆さんご承知の通り素晴らしい俳優さんになられて、本当に頼もしく感じました。人柄の良さは変わらずで、その事もまたうれしく思いました」と喜びのコメント。
自身の役については、「今回の人生では大きな悲しみを経験し、彼女の無念が現れているセリフがありました。神様だけど、人間でもある。そこが今回の演じ甲斐のあるところだと思います」と語った。
また、脚本の黒岩勉氏は石田の登場する第7話について、「この物語は7話から始まります。もし可能でしたら7話のあとに1話をご覧ください。最初に見た時は何も感じなかったシーンに妙にグッときたりするかもしれません」とメッセージを寄せている。
第7話あらすじ
雨野小夢は、自分が「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」という神だと気づく。それを聞いて黙り込む興玉雅(藤原竜也)ら「全決」のメンバーたち。そして、話は4カ月前にヒルコによって消された料理研究家の大月比呂佳(田山由紀)の「神隠し事件」にさかのぼる。
彼女は糧食をつかさどる「大宜津比売神(おおげつひめのかみ)」で、全決で頻繁に食事をふるまっていた。謎の神・ヒルコに仲間を消された全決メンバーは、必ずヒルコの正体を暴くと決意を新たにする。また、ヒルコの正体は神ではなく、人間ではないかという推測もする。
飛鳥時代、厳しい修行の果てに、神としての記憶を消す「事戸渡し」を習得した人間がいたという。それは日本最古の呪術者とも、山岳信仰である修験道の開祖ともいわれる「役小角(えんのおづぬ)」だ。役小角が今の時代にも生きていて、ヒルコとして名乗っているのではないかと考えるが…。そんな時、ヒルコから「芹田正彦(迫田孝也)に天罰を下した」という犯行声明が届いていた。