俳優の伊藤健太郎が11月26日、都内で行われた「FOD SHOWCASE’24」に出席。寂しさを感じる瞬間について語った。
「未恋~かくれぼっちたち~」は「くすっと笑えるようなドラマ」
フジテレビが運営する動画配信サービスFOD。同イベントでは、サービス向上に向けた今後の事業戦略の説明、新たに公開されるFODオリジナルコンテンツの紹介が行われた。
カンテレ×FOD完全オリジナルドラマ「未恋~かくれぼっちたち~」で、コミック誌の編集者として働く主人公の高坂健斗を演じる伊藤は「心温かくなるような、くすっと笑えるようなドラマになってくれているんじゃないかなって思います」とアピール。
高坂との共通点は「全くなくて」と言い、「健斗は心を閉ざしてしまうタイプで、僕は割とオープンな方だと思っているので、なかなか理解、共感できない部分が多かったんですけど、理解できる部分も同じ男性としてあるかなって思いました」と話した。
スーパーで寂しさ感じる「1人で片手にネギを…」
タイトルの「かくれぼっちたち」とはどういう人かと聞かれると「自分がいる場所に対して、居場所はあるんだけど、どこか孤独に感じてしまったり、寂しいなって感じてしまう。特に、現代に生きている方々の中には多いんじゃないかなと思っていて。今はSNSがすごく広まっているので、家に1人でいるけど会話ができてしまうとき、ふと『孤独だな』と思ってしまう方は非常に多いんじゃないかなと思いましたね」と持論を展開。
「生きていて本心を話し合える仲っていうのはそんなに出会えることではないと思うので、だからこそ出会えたときは大切な人になるんだろうなって思うんです」と続けた。
自身が「かくれぼっち」と感じる瞬間については「ありがたいことに友人、家族に恵まれているので、あまりないんですけど」と前置きをし、「ファンの方々と交流させていただく時間があった後に、1人でスーパーで買い物していると『さっきまでたくさんの人がいたのに、今は1人で片手にネギを…』って(笑)。洗濯機からものを出しているときとか、無心で家事やるときかな」と明かしていた。
ほか、イベントには乃木坂46の遠藤さくら、俳優の寛一郎、三浦透子、リリー・フランキー、斎藤工、ピムチャノック・ルーウィセートバイフーンも登壇した。
◆取材・文=大野代樹