大阪では帽子クッション姿の2人に大声援
MOVIX堺で実施した舞台あいさつでは、永野と佐藤がコラボレーション商品であるキュートな赤血球&白血球の帽子クッションをかぶって登場し、会場からは黄色い声援と割れんばかりの拍手が起こる。
会場は、館内が「はたらく細胞」仕様の装飾で彩られ、SNSでも話題に。永野は「『静脈弁』と書かれた入口とか、天井からぶら下がる赤と白の飾りとか、撮影で実際に使われた小道具もたくさん置いてあって、スタッフさんも赤血球の格好をしてくださったり…ありがたいです!」と感激。
佐藤も、「すごく広い空間を使って、映画館の装飾を体の中みたいにして、盛り上げていただけてうれしいですし、光栄です! 僕たちが撮影したときの小道具もそのまんまで、懐かしかったです」と劇場へ感謝を伝えた。
2人は大阪を度々訪れているそうで、永野は「先月もお仕事で来て、自分でお好み焼きを焼けるお店に行きました。おいしかったです!」、佐藤は「個人的に謎解きが好きで、大阪でしかできないものも多いので、プライベートでもよく行きます。大阪の謎解きは難しいんですよ。堺にも謎解きがあれば確実に行きます!」と笑顔でコメント。
役作りについての話題では、永野が「原作からは1コマ1コマの表情を勉強することも多かったですし、アニメからは動きや声のトーンなどを研究して挑んだつもりです」と、原作コミックやアニメへの敬意を払いながら赤血球を演じていたことを明かした。
話題沸騰中の本作アクションシーンについて問われた佐藤は、「細胞として体内でしかできないような、重力を無視したような動きなどをリアルに見せていくアイデアを、みんなで出し合いながら作っていきました」と、アクションに定評のある佐藤ならではのこだわりを語る。
これに対し、永野は「格好良かったです! こうして白血球さん、もしくは健さんに守られたい女性は、いっぱいいるんだろうなと思いました」と絶賛。佐藤が「ありがとう。皆さんの体の中で毎日毎日守っています!」と白血球として話し、会場は拍手喝采に包まれた。
白塗りの佐藤健と対峙する難しさを語る
本作ではCGだけに頼らず、ロケ地やセット、さらに映画全体で総勢7500人のエキストが参加し、唯一無二の「はたらく細胞ワンダーランド」を作り上げている。
W主演の2人もエキストラたちとの撮影シーンは印象的だったようで、永野は「たくさんのエキストラさんたちが集まってくださって、皆さんを見るだけで、この作品にすごく期待してくださっているんだなと思えたので、撮影のモチベーションの一つでした!」と笑顔。
佐藤は「ちなみに、エキストラで参加したよって人は?」と会場に質問し、実際に手を挙げた人を見て「おお! それって、赤血球役か白血球役か指定されてたんですか? じゃあ、赤が勝ち組だ。白血球は白塗りが大変だから(笑)」と会場を笑わせる。
また、印象的なシーンについて、永野は赤血球と白血球が“鼻腔”で足湯に浸かって対話するシーンをピックアップ。「鼻腔のシーンは撮影初日だったんですよ。まだ健さんの白血球ビジュアルを見慣れる前だったので、複雑な心境で(笑)。赤血球が自分のふがいなさに落ち込むシーンなのに、目の前に真っ白な健さんがいるから、どこに気持ちを持っていけばいいんだろうかと葛藤した印象があります!」と、撮影初日から白塗りの佐藤と対峙する難しさを語り、会場は爆笑の渦に。
これに対し佐藤は「そんな状況なのに、一発でできちゃうあなたは天才よ! 本当にすごいんですよ、真っ白な奴が突然現れて、目を見ながら泣けと言われて…」と永野の名優っぷりを大絶賛し、永野が「いやいや、健さんがいてくれたからです!」と答え、抜群のコンビネーションを披露する。
さらに、佐藤が「しかも俺、除毛クリームを渡されて、脱毛した状態で足湯のシーンを撮っています」と、まさかの裏話も明かした。
佐藤の印象的なシーンは、阿部演じる不摂生な茂の体内ではたらく、板垣と加藤の新米先輩赤血球コンビのシーンと紹介。
「僕は赤血球コンビのブロマンスというか、あの関係が大好きですね。茂の体内は荒んでいて、はたらいている赤血球たちもくたびれたおじさんばっかりなんですよ。その中に板垣君がいることで、見ていられるんです。板垣君がいなかったら、見ていられないようになってたかも(笑)。板垣君はきれいだから絶妙なバランスだなぁと思って見ていましたね」と、新米赤血球役の板垣の美しさを絶賛する。
続いて、注目してほしい見どころを聞かれ、永野は「細部にまでこだわった美術にも注目していただきたいなと思いつつ、やっぱりエキストラの皆さんですね。本当にたくさんの方々が参加してくださって、皆さん経験があるのかなと思うぐらい、ちゃんと1人1人お芝居されているんですよ。だから、エキストラの皆さんの演技にも注目いだけると、また面白いかなと思います!」と、エキストラたちの活躍を猛プッシュ。
佐藤は「赤血球と白血球が走って逃げるシーンとか、意外と難しいことをしているんですよ。撮影時には見えないCGの触手を避けたり、後ろからの攻撃をかわしながら逃げたり。2人で共通の見えないものを、見えているふりをしてお芝居をするので」と、アクションシーンの苦労について言及。
「コンビネーションが試されましたね!」と言う永野に、佐藤も「Fukase君とのバトルのシーンでは、攻撃を避けるために赤血球を突き飛ばすところとか、もうコンビネーションのたまものです!」と共感しながら熱弁した。
さらに、佐藤が「僕は衣装の中にパットを仕込めるけど、永野さんは足がむき出しの衣装だったので、突き飛ばすシーンはかわいそうで…」と心配していたことを明かし、永野が「カットが掛かると健さんは誰よりも早く走ってきてくれて、『大丈夫? けがしてない?』って声を掛けてくれるんです!」と語り、赤血球を助ける白血球の関係を彷彿とさせるエピソードに、会場も大盛り上がりとなった。
佐藤健「一緒に作品を盛り上げてくださったらうれしい」
舞台あいさつの最後には、永野と佐藤がそれぞれメッセージが送っていく。永野は「この映画を広めるために大阪に来られて、皆さんが温かく迎えてくださって、映画を楽しんでくださったんだなというのも表情から伝わってきて、ホッとしたままこれから広島に向かえます。これからまだまだ上映は続くので、ぜひ飽きずにたくさんこの作品を愛していただけたらうれしいです!」とコメント。
佐藤は「ちょっと自分の体がいとおしくなったんじゃないですか? いつも自分の体の中ではこんなことが起きていて、細胞という一番身近なヒーローが戦っていて、そう思うと自分の体がいとおしくなる映画だと思います。たくさんの方に見ていただきたいと思いますので、もし良かったら周りの方にも広めてもらって、引き続き一緒にこの作品を盛り上げてくださったらうれしいです!」と笑顔で話した。
「はたらく細胞」視聴ページ
▼Leminoで「はたらく細胞!!」を見る
「はたらく細胞!!」視聴ページ
▼Leminoで「はたらく細胞BLACK」を見る
「はたらく細胞BLACK!」視聴ページ
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