Amazonと東映のタッグによる世界へ向けた【推しの子】実写映像化プロジェクトの“FINALステージ”となる映画「【推しの子】-The Final Act-」が、12月20日より全国公開。公開を翌日に控えた12月19日に都内で前夜祭イベントが開催され、主演・アクアを演じる櫻井海音をはじめ、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、金子ノブアキ、スミス監督が舞台あいさつに登壇した。
52の国と地域で公開「世界中に広まっていってほしい」
2020年に「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で赤坂アカと横槍メンゴのタッグで連載スタートした「【推しの子】」は、伝説的アイドル・アイの子供として転生するファンタジックな設定とショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、“芸能界”という複雑な世界に躊躇(ちゅうちょ)なく切り込む他に類を見ない斬新なストーリーによって、幅広い世代で話題に。コミック累計2000万部を突破している(2024年12月現在)。現在、ドラマシリーズがPrime Videoにてプライム会員向けに世界独占配信中。
本作でドラマ単独初主演&映画初主演を務め、主人公・アクアを演じた櫻井は「先月末のドラマシリーズ配信から始まり、いよいよ明日映画が公開ということで、ものすごくうれしい気持ちでいっぱいです」と喜びのコメント。
現在配信中のドラマシリーズの反響を受け、オーストラリア、ドイツ、タイ、台湾、香港など52の国と地域で公開されることについては、「ここまで世界中の方に見ていただける作品はなかなかないと思います。僕自身、こんなに大きな規模感の作品に出演させていただくのは初めてでした」とプロジェクトの大きさを実感した様子。
「オファーを頂いたのが約2年前、撮影が約1年前。その時に感じていたプレッシャーだったり、これだけの人気作を実写化することに対しての“怖さ”みたいなものから逃げなくてよかったなと、ここに立ってより強く感じています。皆さんにようやくお届けできることが何より幸せですし、世界中に広まっていってほしいという気持ちです」と明かした。
齋藤飛鳥「撮影から今日まで変わらず緊張の糸が張りつめられている」
一方、アクアの母・アイ役の齋藤飛鳥は、冒頭のあいさつで「ドラマシリーズを見ていただいた全ての方にまずはお礼を申し上げたいなという気持ちです」と感謝。
そして、ドラマ第一話で非業の死を遂げる伝説のアイドル・アイを演じたことに、「とてつもない人気作品なので、“賛否”についてはスミス監督はじめみんなで覚悟していました。その中でもアイは特別な気がしていて。最強で無敵な存在のアイを生身の人間が演じるということに、撮影から今日まで変わらず緊張の糸が張りつめられているなと感じます」と心境を吐露。
「原作者、原作ファン、そして初めて『【推しの子】』に触れる全ての方に、最大限の敬意をもって誠心誠意みんなで作り上げてきた作品です。ドラマシリーズや映画で、その覚悟が皆さんに何かしらの形で受け取っていただけるのであれば幸せです」と胸中を明かした。