1月3日(金)にSPドラマ「監察医 朝顔2025新春スペシャル」が放送されることでも注目を集める「監察医 朝顔」シリーズ。2019年と2020年に連続ドラマが放送され、その後2021年と2022年にSPドラマも作られた人気作だ。そんな同作を深みのある演技で支えてきたのが主人公の父・万木平を演じる時任三郎と、法医学教室の主任教授・夏目茶子を演じる山口智子。現在TVer・FODで無料公開中の第1シーズン8話には、そんな2人のしみじみと味わい深い共演シーンが登場する。(以下、第1シーズンのネタバレがあります)
朝顔、鑑定証人として法廷に立つ
「監察医 朝顔」(2019年)は、作・香川まさひと、画・木村直巳、監修・佐藤喜宣の同名漫画を原作に、上野樹里が「のだめカンタービレ」(2006年)以来13年ぶりに“月9”枠で主演を務めたヒューマンドラマ。法医学者の朝顔(上野)と、その父でベテラン刑事の平、平の後輩刑事であり朝顔の夫でもある桑原(風間俊介)らが遺体の謎を解き明かしていく物語だ。
同作は現在、FOD・TVerで開催中の「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」で順次無料公開中。1月6日(月)まで無料公開中の第7話では朝顔が鑑定証人として法廷に立つエピソードが、1月8日(水)まで無料公開中の第8話では解剖しても死因が特定できない遺体をめぐるエピソードが描かれている。
母・里子がしていた手袋が発見される
そんな第7・8話では、朝顔の母・里子(石田ひかり)をめぐる物語も動きを見せる。東日本大震災で津波に巻き込まれ、行方がわからないままの里子の手袋が見つかったのだ。そしてその中には、骨のようなものも…。
平は休日のたびに一人被災地に向かい、黙々と里子を探し続けてきた。まるで、里子を探すことで心の安定を保っているかのように。知らせを聞いた平はすぐに東北へと向かったが、骨は里子のものではなかった。帰路、車を走らせる平は車内でひとり、悲しみとも寂しさとも安堵ともつかない涙を流す(第7話)。