
清野菜名が主演する月9ドラマ「119エマージェンシーコール」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)。1月20日放送の第2話は、雪(清野)の指導係だった兼下(瀬戸康史)が抱えていることが明らかになった。(以下、ネタバレを含みます)
消防局の指令管制員たちのリアルを描く
同ドラマは、消防局の通信指令センターを舞台に、一本の電話で命をつなぐ“最前線に立つ、指令管制員(ディスパッチャー)たちの現実(リアル)を描く完全オリジナルストーリー。
清野が演じるのは、銀行を辞めて指令管制員になったばかりの粕原雪。雪と同じ横浜市消防局・司令課3係のメンバーとして、雪の指導係を務めた兼下睦夫を瀬戸康史、雪より年齢は若いがキャリアは先輩の新島紗良を見上愛、救急救命士の資格を持つ与呉心之介を一ノ瀬颯、しゃべりが得意な箕輪健介を前原滉、係長・高千穂一葉を中村ゆり、主任・堂島真一を佐藤浩市が演じる。
兼下の悲しい過去
第1話で、事件や事故現場に命懸けで出向く消防隊員たちの働きを尊重する思いがありつつ、指令管制員としての葛藤がにじんでいるようにも思えた兼下。第2話は、その背景が明らかになった。
兼下は、かつて消防隊員だった。火事の現場に出動した際、自分を助けようとした後輩が爆発事故に巻き込まれて重傷を負い、消防隊にいられないなら意味がないと退職。責任を感じた兼下も、消防隊員を退いたのだ。
その話を知った雪が、当時、なぜ兼下が危険な中でわざわざ“写真”を取りに戻ったのかと聞いた。兼下は、大学生のときに起きた東日本大震災でボランティアをしていたときに、家族の写真も残らない状況のつらさを目の当たりにしたと打ち明けた。
現場を混乱させ、他人の人生を狂わせたという、自身の行動の代償は大きかった。それゆえに「それぞれがやるべきことを、やるべき範囲でする。そこからははみ出すべきではない」という考え。雪が通報のその後を知りたいと現場に出向いたり、通報を受けているときに要救助者への応急処置を優先するべきなのに救急隊を向かわせる事故現場の詳細を追い求めたりということが、指令管制員としての“範囲”を超えているとして意見が対立していたのだ。





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