
石井杏奈が主演を務めるドラマ「私は整形美人」(フジテレビ/FOD・TVerにて配信)の最終週(第9・10話)が2月13日に放送・配信され、平凡な人生のため整形手術に踏み切った“整形美女”美玲(石井)の幸せ探しの旅が結末を迎えた。整形を否定する“天然美女”榎本穂波(久保田紗友)とも真正面から向き合い、自分なりの幸せをつかんだ美玲の物語に視聴者から共感の声が上がっている。(以下、ネタバレがあります)
“整形美女”美玲 VS “天然美女”穂波、クライマックスへ
原作は、韓国発の「LINEマンガ」オリジナルwebtoon。日本語を含む全8カ国語で連載され、日本国内では9500万回以上の閲覧数を記録した超人気作だ(2024年12月時点)。韓国では「私のIDはカンナム美人」(2018年)としてイム・スヒャン&ASTROチャ・ウヌ主演でドラマ化され、チャ・ウヌの“顔天才”ぶりを世に知らしめた作品としても知られている。
容姿のことでいじめを受けてきた日本版「私は整形美人」の主人公・美玲は、“普通の生活”を求めて大学進学を機に別人級の“整形美人”に。だがイケメンに思いを寄せられる一方で、同級生たちから“改造人間”とバカにされるなど、大学生活も平凡にはほど遠い。
中でも美玲を苦しめたのが、“天然美女”の穂波。幼い頃に親に捨てられみじめな子供時代を過ごした穂波にとって、容姿は唯一最大の武器。穂波は、それを手術によって手に入れようとする“整形美女”に敵意を抱いていたのだった。

「そこまでしないと手に入らない幸せって何?」
第9話では、整形を否定する声に美玲が真っ向から向き合った。
きっかけは、ストーカーに襲われ傷ついた穂波がそのショックと怒りを美玲にぶつけたこと。「整形女のくせにいい人ぶって人のこと見下して!あんたみたいな整形女に心配されたくないの!幸せなふりすんな!私よりブスなくせに!」という穂波に、美玲も本音で応えた。
「たしかに私はブスだよ。整形したし、穂波の言うとおり、ずっとブスでつらかった。でも、穂波はどうなの?かわいくて幸せ?太ってもないのに吐いてまで痩せようとしたり、人を顔で判断してけんかまでして、これのどこが幸せなの?そこまでしないと手に入らない幸せって何?」