
ジャルジャル、シソンヌ、男性ブランコ、空気階段が出演したコント番組「S区の奇妙な人々」(DMM TVで配信中)。ヨーロッパ企画の上田誠が脚本を手掛け、S区に住む奇妙なキャラクターが数多く登場するコントサスペンス。今回は男性ブランコ(浦井のりひろ、平井まさあき)と空気階段(鈴木もぐら、水川かたまり)にコント番組に参加しての感想、好きなキャラクターについて語ってもらった。
浦井のりひろ「ジャルジャルさんとシソンヌさんは思っているより背がデカイ」
――このメンバーでコント番組をつくると聞いたときはいかがでしたか?
浦井 最高です。本当に好きな人かいないし光栄だなって。「めちゃイケ」(「めちゃ×2イケてるッ!」フジテレビ系)とかを見ていた世代なので、テレビでコント番組できることにも憧れがありました。
平井 空気はよく一緒にやっているけど、ジャルさんもシソンヌさんもあまり一緒になることがなかったので、のど笛が「ヒュッ」って鳴りました。もううれしすぎて。
浦井 めっちゃ怖いな。
平井 なんかのどが引き裂かれて空気が漏れちゃったみたいな感じの音がついつい出てしまって…。それは止められなかったです(笑)。一緒にするコントもあったので本当にうれしすぎました。
かたまり 僕はのど笛こそ出ませんでしたが、コント最強の先輩方とご一緒できる、それも潤沢な予算の元、配信で自由にやらせてもらえるなんてと、はらわたが煮え返るくらいうれしかったです!
平井 憧れの人とやっているのに?
浦井 はらわたが煮え返るって怒っているときの言葉だから。
かたまり うれしすぎて。出力の仕方が不器用すぎて…。
もぐら でも本当にこのメンバーに入れて、それに配信というずっと残る作品なのもうれしくて。ここまでやってきた結果かなと。コントだけでの番組は憧れでしたから。
もぐら うれしすぎて僕の中で味わったことのない感情が生まれてきたんで、今、僕はどんな顔をしているんだと思って鏡を見たんですよ。そしたらなんか顔が半分に割れていて…。中から「トータル・リコール」のワンシーンのように何かが出てきました。
浦井 何を言ってんねん。
かたまり パカって割れて? わかるわかる。
もぐら で、中から出てきたのは僕の中のコントの塊で。「まあ怖」ってすぐにしまいました。完全に「トータル・リコール」と同じでした。
浦井 そりゃ顔が半分に裂けてコントが出てきているんだから元に戻さないと。
平井 シュワ(アーノルド・シュワルツェネッガー)が出てきたんじゃなくて? だとしたらそれはコントじゃない気も。
もぐら いや、それで知ったんです。シュワちゃんはコントだって。それが今回やって一番の収穫です。
浦井 誰一人、ちゃんとしてる人がいない(笑)

――実際にコントをしていて印象に残ったことを教えてください。
浦井 ちょっとバカな答えで申し訳ないのですが、ジャルジャルさんとシソンヌさんってめっちゃ背がデカイです。
かたまり バカすぎる…。一番の思い出がこれって。
平井 これは見出しになるね。「浦井のりひろ ジャルジャルさんとシソンヌさんは思っているより背がデカイ」って。これは何だ?ってこの記事をみんなが読んでくれると思う。
浦井 でも一緒にやっていてすごいなって。
もぐら そうかもしれないですが。
浦井 あぁ~ダメだ。なんかみんながヘンなことばかり言うから、自分はちゃんと答えようと思ったのに。
かたまり まぁそれが感想なら、いいと思いますよ。
平井 僕はスタイルの面白さを感じました。僕の勝手なイメージですが、ジャルさんはどちらかというとグルーヴにのせるみたいにセリフを言いながら、相づちだったり短めのツッコミを合間に入れていてかなり手数が多い印象があり、シソンヌさんはしっかりと言葉を立てるやり方で一撃一撃に感情を込める感じがして。2組ともそれぞれのスタイルがあり、それをそばで見られて楽しかったです。
かたまり ジャルジャルさんと一緒にコントをやらせていただくのは今回初めてだったんですが、芸人になる前から2人のコントは音楽を奏でているような印象がありました。勝手にジャズのセッションみたいにやっているんだろうと想像していたのですが、一緒にやってみるとそういう部分もありつつ他の演者にも合せながらリズムやメロディーを奏でていて。本当にすごいですよね。
シソンヌさんは「有吉の壁」(日本テレビ系)とかで短いコントでご一緒したりしていましたが、ガッツリというのは初めてで。笑うことを忘れてしまいかねないくらいお芝居が上手なのですが、そこにお笑いの要素をプラスするのが上手すぎて。ここは笑いを取るとなったときの照準の合わせ方が確実で、芝居の上手さ×笑いの強さみたいな部分を今回、目の当たりにしました。
もぐら 偉大な先輩とやらせていただいて、改めて「S区の奇妙な人々」ってタイトルの「S区」って何だろうって考えましたね。で、出た答えが、「最高区」「幸せ区」「シリアス区」「センサー区」、あっこれは感覚の意味で、あとは「スペシャル区」。
浦井 何? いっぱいの区を出していくの?
もぐら このようにSに込められた意味は一言で表せない。つまり「因数分解」のSでもあって。
平井 因数分解の“すう”のSね。
浦井 何で理解しているのか…。まぁ感動したってことなんでしょう。

DMM TVで独占配信中
作品URL(公式サイト):https://info.tv.dmm.com/original/pre-membership/sku/
※視聴にはDMMプレミアム会員(月額550円/App Store、Google Playからの登録は月額650円(税込))への登録が必要となります
※DMMプレミアム会員への新規登録で初回14日間無料トライアル実施中
視聴URL:https://tv.dmm.com/vod/detail/?season=obzor1dsnawb43y46z5d0drer
〇出演者
ジャルジャル シソンヌ 男性ブランコ 空気階段
剛力彩芽 白洲迅 守屋茜
〇脚本
上田誠(ヨーロッパ企画)
〇コント監修
じろう(シソンヌ)
〇総合演出
名城ラリータ
〇主題歌
心愛 -KOKONA-「存在理由」
〇製作著作
FANY Studio



































