
劇場版「名探偵コナン」の最新作「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」が4月18日(金)に全国で公開される。2024年公開の劇場版第27弾「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」は、興行収入157億円を突破し、シリーズ史上最高興行収入を更新するなど絶大な人気を誇る同シリーズ。第28弾となる本作の舞台は長野の雪山。長野県警の警部・大和敢助がキーパーソンとなる本予告映像では、毛利小五郎がメインキャラの一人として奮闘する姿が映し出されている。さらに、大和の幼なじみである諸伏高明と上原由衣も登場。東京と長野の警察組織を取り巻く大事件を予感させる作品となっている。本記事では最新作をより楽しむために、作中に登場する長野県警の3人と小五郎について改めて紹介。TVアニメシリーズのエピソードを踏まえながら、彼らの人物像に迫っていく。
口の悪さから勘違いされがちなアツい男・大和敢助
コナンたちと長野県警の出会いは、シーズン13の第516話「風林火山 迷宮の鎧武者」でのこと。長野県にある虎田家の屋敷を小五郎らが訪ね、当主の虎田直信から転落した跡取り息子・義郎の話を聞く。そして、犯人の心当たりを聞いて回る中で、出会ったのが“隻眼”で杖をつく姿が印象的な刑事・大和敢助だった。
大和の初登場シーンはなかなか強烈で、小屋の中で声を荒げて女性に事情聴取をおこなう姿が描かれている。「今は答えられない」とその女性が言うと、大和は「人の命がかかってんだ!四の五の言わずに答えろ!」と胸ぐらを掴んで言う始末。さらに、調査中に死人が出た際も、毛利小五郎の娘・蘭らの叫び声を聞いて駆けつけた被害者の身内に対して「入るな!ここから先は警察の領分。入るものはただじゃ置かねぇぞ!」と注意。言っていることは間違っていないのだが、なんせ口が悪い…。

強めの口調と少し強面な見た目から“恐いイメージ”を持たれがちな大和だが、実は愛情深い一面も持ちあわせている。
特に先述した第516話の解決編にあたる517話「風林火山 迷宮の鎧武者」のラストシーンでの上原由衣とのシーンは必見。上原は先述した胸ぐらを掴まれていた女性のことなのだが、彼女は元刑事であり、大和に好意を抱いていた人物でもある。
そんな上原に大和は最後「警察に来い」とだけ告げるのだが、それは単に事情聴取をするためではなかった。「しがらみが抜けて、気が抜けたら戻ってこい。デカチョーも待っているぜ、お前の淹れたまずいコーヒーをな」と続け、刑事としての復帰を待ち望んだのだ。これには蘭と遠山和葉も、「ええ感じやん!」と胸キュン。2人の恋仲が再び復活するのではないかと盛り上がりを見せていた。
大和の幼なじみ・上原由衣と永遠のライバル・諸伏高明

先述した上原由衣だが、シーズン14の第557話「危険な二人連れ」では、長野県警の警察として復帰。蘭や和葉にとっては、優しくて頼りになる恋の先輩のような存在でもある。
また、コナンの頭脳明晰さも早々に見抜いているようで、捜査に疑問を持てば協力してくれることもしばしば。仕事ができ、かつ融通も効く一方、大和のことを大人になっても「敢ちゃん」呼びするクセが抜けない一面は、チャーミング。親しみやすいキャラクターであるという印象だ。
そして第558話「死亡の館、赤い壁(三顧の礼)」で初登場したのは、大和の同級生で永遠のライバル・諸伏高明、通称・コウメイだ。
ただ、ライバルと言いつつも、良き友人関係でもある2人。大和が雪崩に巻き込まれた際には、上司の命令を無視して単独で他県まで足を運び、かなり強引な捜査で被疑者を確保。それにより、所轄に異動させられたという過去を持っている。

ちなみに同話の中に出てくる「2年A組の孔明君!」という本のモデルでもあるほど、昔から頭はキレていた印象。コウメイ自身も、その本を車のグローブボックスに入れるくらい大切にしているとの逸話もある。また第984話「怪盗キッドVS高明 狙われた唇(後編)」によると、弟は警視庁にいた過去を持つとのこと。掘れば掘るほど、さまざまな要素が出てくる人物となっている。
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