櫻井翔が主演を務める土曜ドラマ「先に生まれただけの僕」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)に、英語科教師・島津智一役で出演中の瀬戸康史に直撃インタビュー。島津は、学校では無口で人とコミュニケーションが苦手…と思いきや、実は教育界で話題の授業方法“アクティブラーニング”のエキスパートだったという役どころだ。学校改革に挑む鳴海(櫻井)校長にとっては、まさに希望の光ともいえるキーパーソン。そんな島津を演じる瀬戸に話を聞いた。
瀬戸の役作りの仕方とは…
――この作品に出演が決まったときの気持ちを教えてください。
どの作品でももちろんですが、出演が決まるというのは幸せなことですね。それが今回は櫻井翔さんと共演できたこともすごくうれしいですし、舞台でも活躍されている方々とご一緒できたのはとても勉強になって刺激的でした。
――水田伸生監督の印象はいかがでしたか?
めちゃめちゃ熱い方! 監督が役者全員に100%の力でぶつかっていくのはとても難しいことだと思うんですけど、それを実現されている気がします。300人近くいる生徒一人一人に対してもちゃんと話をしてらっしゃるんです。今回初めてご一緒しましたが、今まで僕が舞台に出演した際には見て感想をくださっていたので、すでに一方的に信頼していました。
――島津という役について、監督と話はされましたか?
「最初は声をものすごく小さくしたいんです」とか、「もうちょっとこうした方がいいんですかね?」とか…僕からたくさん相談しました。水田さんが脚本家の福田(靖)さんと作ったキャラクターに、僕と水田さんの2人で肉付けしていく作業をしているイメージです。
――動きなどで意識していることはありますか?
猫背ですね! 島津は第3話(10月28日放送)をきっかけに急に人が変わるので、ギャップがあった方が面白いなと思い、最初は本当に暗い雰囲気を全面に出してみようと演じました。徐々に島津は「何がしたいんだ!」というくらい(キャラが)崩壊していくので(笑)、そこも楽しんでもらいたいですね。
でも、島津はとても頭のいい人だと思います。1、2話では先生にしては頼りなさ過ぎるんですが、実はすごく熱い思いを持っていて教育を客観的に見ることができる人。だからこそ“アクティブラーニング”を以前から勉強してたんでしょうね。
英語で行う授業! これまでで一番の英語量?
――“アクティブラーニング”という授業方法を、瀬戸さんはご存じでしたか?
聞いたことはありましたが、どういうものなのか全く知らなかったので、お願いして中学3年生の授業を見に行かせていただきました。その授業に慣れている子たちだったので、先生に言われなくても自分から動いて、すごく楽しそうにしていていました。僕も学生時代にあったら受けてみたかったですね。嫌いな教科ももうちょっと成績が伸びたんじゃないかな。
――そんな授業を先生として行う立場ですが、演じてみていかがでしたか?
教えるという感覚ではなくて、生徒に考える時間をちゃんと設けてあげることで“生徒を信じる”という印象のものでした。“学ぶ”ということを大事にしてる授業ですね。
英語での授業なのですが、これまでも英語を話す役が多かったので、今回も「きたか」と。でも恐らく今までで一番英語をしゃべっていると思います。何度も何度も台本を読んで、寝ていても頭の中をせりふがぐるぐるするぐらい練習しました!
毎週土曜夜10:00-10:54
日本テレビ系で放送
脚本=福田靖/演出=水田伸生ほか/出演=櫻井翔、蒼井優、多部未華子、瀬戸康史、井川遥、風間杜夫、高嶋政伸ほか
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