「BORDER 贖罪」の現場に独占潜入!小栗旬の“魂の芝居”に脱帽
2014年4月クールに連続ドラマとして放送され、規格外のスケール感と役者陣の演技、そして衝撃の“ラスト”が話題を呼んだ小栗旬主演の「BORDER」(テレビ朝日系)。
3年間の沈黙を経て、10月6日と13日には波瑠主演のスピンオフ「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~」が放送され、29日(日)夜9時から待望の“続編”ドラマスペシャル「BORDER 贖罪」が放送される。
そんな本作の撮影現場に、WEBサイト「ザテレビジョン」が独占潜入! 放送直前になり、公式SNSでも現場のオフショットが続々と公開されているが、本誌のカメラが収めた写真とともに、現場リポートを掲載する。
現場に潜入したのは今から少し前の、まだ暑い時期。都内のスタジオに現れた主演の小栗は、軽やかなメロディーの口笛を口ずさみながらスタジオ前へ。
セットのスタンバイができるまでは、ワイドショーを見ながら「これってどういうことなの?」「ひどい事件が起きるよね」などと、制作スタッフと談笑し、とてもリラックスした表情を見せていた。
続編は3年前に放送された衝撃の「BORDER」最終回から直結のストーリー。小栗も取材で「連ドラのときは、やつれていく石川を演じるために体重を絞りましたし、精神的にも石川に支配されながら過ごしていました」と言っていたが、当時のままの石川を演じるということはメタボ一直線の記者には到底理解できない“究極の役作り”が必要だ。
周囲で見守るキャスト、そして本人すらも本当に戻れるのか?ということには半信半疑だったようだが、いざ撮影の時間になり、スタジオに一歩入るなり、一気に小栗をまとうオーラがダークグレーに。見ているこちらが思わず「あっ、石川だ!」とつぶやいてしまうほど、完璧に“戻って”いた。
お世辞でもなんでもなく、ちょうど3年前の連ドラの現場にも取材に入っていた記者だからこそ、それは自信を持って言える仕上がりだった。
この日の撮影は、“最悪の敵”安藤(大森南朋)を突き落してしまった石川が、日本を代表する名優の1人・國村隼演じる監察官・久高からその件に関して取り調べを受けるというシーン。薄暗い取調室で、名優2人が静かに対峙(たいじ)する姿は、ペンを走らせる音すら発してはならないほど緊張感たっぷり。
スタッフも当然緊張の面持ちで2人の演技を見守り、演出を担う常廣丈太監督はワンカットワンカット熱を込めて2人にシーンの説明や、演出プランを語っていた。
小栗は、役に入り込むためか、撮影の合間合間にあるちょっとのスタンバイ時間では極力周囲と話すことをせず、撮影場所近くの椅子に座って完全に役と向き合った。
それでもひと段落すると、國村と柔和な笑みを浮かべながらたわいない話をしていた小栗。この“境界線”をきっちり引く集中力はどこからくるのだろうかと衝撃を受けるほど、オンとオフではまるで違う表情を見せてくれた。
途中、大森も撮影に加わり“あり得ない3人の姿”のシーンも撮影。こうして日本のドラマではなかなかたどり着けない次元のストーリーが、目の前で展開された。
10月29日(日)夜9:00-10:54
テレビ朝日系で放送
【公式サイト】http://www.tv-asahi.co.jp/border/
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