
俳優の原菜乃華が、4月22日に都内で開催された主演映画「見える子ちゃん」の完成披露イベントに登場。共演の久間田琳加、なえなの、山下幸輝、堀田茜、京本大我(SixTONES)、滝藤賢一、脚本・演出を務める中村義洋監督と撮影現場でのエピソードなどを語った。
全力無反応系エンターテインメント
同作は、泉朝樹氏による国内発行部数330万部を突破した同名ホラーコメディー漫画を実写映画化。ある日突然、霊が見えるようになった女子高校生・みこは、ヤバ過ぎる霊たちに囲まれながらも“見えていないフリ”を決め込んでいた。しかし、親友のハナに霊が憑き、やがて異変が生じて倒れてしまったことを機に「無視できない」恐怖に立ち向かう――という、全力無反応系エンターテインメントだ。
主人公・みこを演じる原は、“霊が見えるのに見えないフリをする”という役について「聞いたことないぞ!となりました。ホラー作品って“恐怖の感情”をすごく表に出すイメージがあったので、現場でも監督から『もっと抑えて大丈夫』というふうに演出いただいて、ホラーなのに、ホラーの現場に入っている感じがしない、すごく楽しい撮影期間でした」と明かした。
ただ、“見えないフリ”ということなので、実際には見えているわけで「大変でした。塩梅が難しくて…(笑)。監督から『みこが見えている景色はお客さんも同じように見えているものだから安心して演じて』という言葉を頂いて、そこで向かうべきは方向が見えたというか、そこからは無理せず演じることができたかなと思いました」と、撮影を振り返った。
一方、“スルーできなかった”撮影現場でのエピソードを聞かれたみこの親友・ハナ役の久間田は「ハナちゃんはエネルギーが強過ぎて、霊がたくさん寄って来てしまう役柄で、腕とかにだんだん載ってくるんです。その腕が思ったよりも重くて、思わず載せた瞬間に『重っ!』って言っちゃったぐらいで(笑)。怖くなりましたね」と打ち明けた。

山下「“きもかわうどん”って聞こえて…」
そんな中、原と久間田、なえなのは現場で一緒になるシーンも多かったということで仲良くなったという話の流れで、会話のやりとりから原に“天然疑惑”が持ち上がる。
それを受けて、原は自身の天然を否定しつつ「天然で言うと、群馬県で撮影していたんですけど、名物の“ひもかわうどん”というのがあって。それを山下さんが間違えて『きもかわうどん』っておっしゃっていて(笑)。天然だなって思いました」と暴露すると、山下は照れ笑いしながら「そのときは…本当に申し訳ない!“きもかわうどん”って聞こえて、きもかわうどんが名物なのかと思って、『きもかわうどん食べに行きます』という話をして、『違います。“ひもかわ”です』っていう会話がありまして…楽しかったですね」と、あくまでもただの聞き間違いであるとまとめようとしたところ、京本から「完全に天然ですね。見るからに」とツッコまれ、山下はタジタジになっていた。
映画「見える子ちゃん」は、6月6日(金)に全国公開。
◆取材・文=森井夏月(STABLENT)
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