
内野聖陽主演、航空自衛隊全面協力のドラマ「PJ ~航空救難団~」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系/TELASA、Tverにて配信)。5月1日放送の第2話では、初の女性PJ候補生・藤木さやか(石井杏奈)が自分の中にある「男女の壁」を壊し、成長する姿が描かれた。(以下、ネタバレ含みます)
「人命救助最後の砦」のPJを目指す学生たちと教官の群像劇
「PJ」とは、“パラレスキュージャンパー”の略。海上保安庁や山岳救助隊など他のどの組織でも救助不可能と判断された場合に出動する究極の救難隊のことで、「人命救助最後の砦」とも言われる航空自衛隊の航空救難団だ。
本作は、航空自衛隊小牧基地を舞台に、救難教育隊の主任教官・宇佐美誠司(内野)と7人の学生たちが織りなす群像劇、そしてPJの過酷な任務の様子を、リアル且つ壮大なスケールで描いていく。

「女性だからって、ナメんな!」
さやかは、受験者50人の中から「自衛隊の中でも一番厳しい」と言われる合格基準をクリアした唯一の女性。救難団の歴史の中でも初めてのことだ。身体能力も根性も男子に引けをとらないどころか、時には上回ることもあり、彼女は女性扱いされることを過剰なほど嫌がる。
ある日のプールでの「海上行動」の訓練時。立ち泳ぎを手を使わず脚の力だけで5分以上続けるハードな訓練で、水泳で国体出場経験があるさやかでも苦戦するほどだった。だが、同様に良い結果を残せなかった長谷部(渡辺碧斗)と近藤(前田旺志郎)は居残りを命じられたのに彼女は何も言われなかった。それが不満で「“女性だから”と思われたくない。皆と同じように扱ってほしい」と宇佐美に訴えるのだった。
だが、別の日のプールでの訓練でもうまくいかず、落ち込むさやか。体力の限界で自力でプールサイドに上がれず、教官たちに引き上げられたことが悔しくてたまらなかった。そんな彼女を気遣って「うまくいかないこともある」と慰めた沢井(神尾楓珠)に、さやかは「私が女性だからって、上から目線やめてくれる?」と突っかかり、自分は皆と同じ選抜試験をクリアして来たのだと告げた後、「ナメんな!」と捨てゼリフを吐いて去って行った。良かれと思って言ったのに、逆ギレ…。沢井もムカついた。
宇佐美は、そんな彼らを2人1組で行う「応急対処訓練」のペアにした。宇佐美から「日頃から行動を共にして呼吸を合わせておくように」と言われたが、さやかは沢井に対して常にイラついた態度で、2人は気まずい関係のままぎくしゃくしていた。

「オレが見たいのは、オマエが心を丸投げしてる姿」
一向に距離の縮まらない様子を見ていた宇佐美は、さやかに、沢井とちゃんと話しているのか尋ねた。だが、彼女はそれには答えず、初日に宇佐美が言った「心も救え」という言葉の意味を尋ねた。すると宇佐美は、唐突に彼女をキャッチボールに誘った。
「キャッチボールは心の投げ合い。相手を思って投げる。それだけでいい」と言いながら、さやかにボールを投げる宇佐美。そして、沢井とのバディは不服かと聞いた。「不服ではないが、自分に負けたくない。女だからと同情されたくない」と頑(かたく)なに言うさやかに、「そう思ってるのは自分自身だけなのでは?」と宇佐美は疑問を投げかけ、「心を柔らかくして、他人に頼るのも大事」と諭した。そして「オレが見たいのは、オマエが心を丸投げしてる姿だ」と告げたが、彼女はその言葉の意味が今一つ理解できていないようだった。
宇佐美は、「さやかが女性であること」を一番気にしているのも、「男女の壁」を作っているのも、実は彼女自身であることにさやかが気付けないでいることを心配していた。それが彼女を縛り付け、余裕のなさを生んでいる。このままでは、いつか息切れしてしまうのは明らかだった…。

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