
BSテレ東にて、毎週土曜夜10時から放送の「オードリー春日の知らない街で自腹せんべろ」通称“じばせん”。倹約家で有名なオードリー・春日俊彰が、タイトルの通り知らない街を自腹で開拓していく。5月3日放送の舞台は品川区・京急本線「京急立会川駅」周辺だ。M-1グランプリ2008の敗者復活戦が開催された大井競馬場に立ち寄るなど、所縁のある地域の魅力を発掘していく。
情報は足で稼ぐ!聞き込みをしながら立会川を散策
毎回恒例となりつつある、「いやいやいや…」とぬるっとした登場を決めた春日。「じばせんのお時間でございます…」と相変わらずの“BSらしさ”全開で番組の開始を告げた。
今回の舞台は京急立会川駅周辺。「何区?」とスタッフへ確認した春日に、スタッフからは品川区であると回答が。品川区といえばおしゃれなイメージがあるなかで、見渡す限りには華やかな店構えは少ない。駅周辺について「オシャ値は低いでしょ」とぶっこむなど、序盤から春日らしさが炸裂する。
駅付近を散策し始めて程なく、「立会川龍馬通り」にたどり着く。通りには何軒かのお店があり、しっかりと金額を確認する春日。渋めの喫茶スナックに入らせてもらい、普段のメニューだけではなく日替わりの「本日のメニュー」も欠かさずチェックしていた。相変わらず吟味の目は鋭い。
また、立会川駅周辺は大井競馬場が近いとの情報を得た春日。大井競馬場はオードリーが見事勝ち上がったM-1グランプリ2008の敗者復活戦が開催された場所であり、奇妙な縁ある場所だ。
さらに散策を続けていると、街の人に「せんべろ?」と声をかけられる春日。春日が「じばせん、知ってます?」と聞くとポスターで知ったという。店前に立っていたため店主かと思いきやお客さんだったようで、「せんべろできる?」と大将に確認を取ってくれる。春日が店の中へ入ってみると、“幸福時間”が夜8時までと長く設定している店とわかった。
ここで一旦店選びを保留にし、大井競馬場を目指すことに。その最中、シブパク(渋くてインパクトのある)中華料理店を発見する。さっそくオーナーに話を聞きつつ、店内でメニューを確認する春日。安い飲み物と、できている料理から選ぶというスタイルに思わず「うわぁ、このパターンの店好きよ、あたし」とこぼした。一通りメニューを確認・シミュレーションするも、やはり保留のまま店を後にする。
お店の常連さんから有益な情報をもらい大正解・大満足
大井競馬場から再度立会川龍馬通りに戻って街を散策していると、赤提灯のお店を見つけた春日。シブパクな店を外から見てみるが、中の様子が伺えない。ガラスに近寄ってみると、まだ暗くない時間ながら店内は賑わっている様子で「ちょっと厳しいかも。混んでる」と春日。それでも良いせんべろ店に出会うため、一旦確認してみることに。“混んでる”と遠慮していた言葉はどこへやら、「どうも失礼ぶっこきます〜」と春日らしさを忘れずに入店した。
壁の至るところにあるメニューを見て「あ〜“安”だね」と一言。さらにじっくりと金額を確認していると、常連さんが色々教えてくれると店員からアドバイスが飛び出る。焼き鳥串のサイズ感や金額についてもしっかりとリサーチをして、一度吟味のために店外へ。
今回も驚くほどたっぷり時間を使って吟味した春日。選んだじばせん店は、最後に訪れた赤ちょうちんのやきとり店「鳥勝」だった。コリコリのガツやカシラといった串焼きと、「他で食べたことない」という味わいの牛煮込みと日本酒1合。シメてぴったり1000円だ。最高のせんべろを楽しみ、春日は「いい出会いでございましたね」と満面の笑みを浮かべる。そして気になったほかの店にも「顔出し確認してきますわ」と夜の街に消えていく背中は、やっぱりBS愛にあふれているのだった。






























