最も印象に残っているのは「(赤山と)一緒にタイムカプセルを掘り起こすシーン」
――演じる中で、意識や感覚などに変化したところはありますか?
最初にキャラクターの説明をしていただいたときに「ゆかりは優等生」だと聞いたので、(クランクイン前には)優等生っぽいイメージでいました。でも、実際に撮影に入ってみると、その一面だけではなくて。優等生らしく振る舞うこともあれば、肩の力が抜けている瞬間もある。本当にいろんな姿を撮影していただいたので、キャラクターに奥行きが出せたのではないかと思っています。
――ゆかりも含め、登場人物がみんな人間らしいですよね。
そうですね。登場人物みんなにそれぞれ抱えているものがあって、きっと「現代を生きる人ってみんなそうなんだろうな」と思えるようなストーリーになっていると思います。
――共演者とのエピソードも聞かせてください。
第1話で桐谷健太さん演じる赤山と再会して、一緒にタイムカプセルを掘り起こすシーンがすごく印象的でした。2日間かけて撮影したのですが、本当にずっと穴の中にいて(笑)。途中からは自分たちで掘って、自分たちで埋めて…という作業をしていたので、泥んこになりながら撮影していました。そこでゆかりと赤山の距離がぐんと近づいた感覚がありましたし、完成した映像を見ても印象的なシーンだったなと思います。
――一緒に力作業をすると、役者としての感情もリンクしそうです。
やっぱり言葉と言葉だけではなくて、一緒に土を触ったり、お互いに引っ張り合ったりしたことで、通じ合った感じがします。
――TVerオリジナルのスピンオフドラマの撮影はどうでしたか?
今、この作品の一番の謎は「氷室は何者なのか」ということだと思いますが、私も第4話まで見て「氷室さん、めっちゃ怖いな」と感じています(笑)。このTVerオリジナルでは、そんな氷室の「何を考えて、何を目的としてやっているんだろう」という部分や、赤山さんが帰ってくる前の氷室やゆかりの日常が描かれているので、とても見応えがあるのではないかな、と思っています。
――氷室役の宮世琉弥さんの印象は?
ゆかりと氷室はなかなかご一緒するシーンがなくて、2日前くらいからようやく撮影現場でお会いできたので(※4月下旬取材時)、まだまだ氷室さんも、宮世さん自身も謎めいている印象です(笑)。ですので、ゆかりとしてその謎に近づけたらいいかなと思っています。
――TVerオリジナルの見どころも教えてください。
氷室の秘密はもちろん、ゆかりやいぶき(星乃夢奈)の普段のやり取りも、楽しんで見ていただけるとうれしいです。
――最後に、視聴者へメッセージをお願いします。
いつも「いつか、ヒーロー」を見てくださりありがとうございます。(TVerオリジナルには)本編では描ききれていないゆかりたちの日常だったり、赤山さんが来る前の物語だったり、そして、皆さんがきっと一番気になっているであろう氷室の謎だったりがたくさん散りばめられています。今後、本編を見る上でも手がかりになるようなシーンがあると思うので、ぜひご覧いただきたいです。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。






























