
今から10年前に放送された、坂元裕二脚本のドラマ「問題のあるレストラン」(2015年、フジテレビ系)は、職場で理不尽な目に遭った主人公の田中たま子(真木よう子)が、友人や元同僚とビストロレストランを開店させるストーリー。セクハラやパワハラなどにより、世の男性から傷付けられた女性たちの怒りと戦いを描いている。10年という時が流れて、世の中は良くなってきているだろうか。少し前の作品を観るというのは、そんな楽しみ方もできる。FOD・TVerで現在配信中の第9・10話の紹介をしよう。(以下、ネタバレが含まれます)
働いていた会社の社長からセクハラを受けた五月が立ち上がる
FOD・TVerでは「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」キャンペーンを開催中で、「問題のあるレストラン」は第1〜3話が無料公開されているほか、全話を順次無料配信している。
第9話。たま子は、弁護士・奈々美(YOU)の手伝いをするため、しばらくの間、“ビストロ フー”を休むことになった。奈々美は、元社員の五月(菊池亜希子)に対するパワハラに関して、ライクダイニングサービス社長の雨木(杉本哲太)に謝罪と慰謝料の支払いを要求する通知書を送っていた。一方、五月の一件を知った門司(東出昌大)は、店にやってきた雨木にその話を切り出し、相手にきちんと謝ってほしい、と訴える。すると雨木は、会社として対応しているので心配しなくても店がつぶれるようなことはない、と返す。
“ビストロ フー”は、離婚調停が始まる鏡子(臼田あさ美)も休んでいるため、ハイジ(安田顕)を中心に、結実(二階堂ふみ)、藍里(高畑充希)、千佳(松岡茉優)がたま子たちの仕事を分担して営業していた。結実たちはたま子の抜けた穴の大きさに気付かされる。





































