
山田裕貴が主演を務め、バカリズムが脚本を担当する映画「ベートーヴェン捏造」が9月12日(金)に全国公開。この度、染谷将太や神尾楓珠ら追加キャストが8人が新たに発表され、コメントが届いた。
ノンフィクション原作をバカリズムが脚本化
同作は、歴史ノンフィクションの傑作「ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく」(著:かげはら史帆氏/河出文庫刊)を基に制作。この史実の面白さにみせられたバカリズムが、ノンフィクション原作を丁寧にひもとき、さらに緻密な取材を加えつつ、脚本化。世紀の大スキャンダルを、バカリズムならではのご近所感満載のユルい会話劇で描き出す。
「音楽の才能はともかく、実は短気でかんしゃく持ちだったベートーヴェンを、彼の死後に“聖なる孤高の天才音楽家”のイメージに捏造したのは、彼の忠実な秘書・シンドラーだった」という史実を、日本に舞台を置き替えずに映画化。そして、ベートーヴェンへの愛が重過ぎる秘書・シンドラーを山田が、シンドラーから熱烈に敬愛されるベートーヴェンを古田新太が演じるという、ジャパンメイドな作品。
数々のバカリズム作品を彩ってきたバイプレーヤーズが参加
シンドラーに疑惑を抱くアメリカ人音楽ジャーナリスト・セイヤー役には、「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」など話題作に多数出演する染谷。さらに、ベートーヴェンが愛した晩年の秘書・ホルツ役に神尾、ベートーヴェンの甥・カール役には前田旺志郎と若手俳優が脇を固め、ベートーヴェンに心酔するシンドラーとの複雑な人間模様が描かれる。
また、シンドラーのことが疎ましいベートーヴェンの弟・ヨハン役には小澤征悦。ベートーヴェンの最期に立ち会う旧友・ブロイニング役に、生瀬勝久。ベートーヴェンが遺した中でも最も有名な楽曲のひとつ、通称「第九」初演時のコンサートマスター・シュパンツィヒ役は、小手伸也。耳の聞こえないベートーヴェンが「第九」初演時に指揮をする際、サポートとして副指揮を担当した・ウムラウフ役に野間口徹。そして、ベートーヴェンが信頼する友人で、シンドラーが共同で伝記執筆を持ち掛けるヴェーゲラー役は遠藤憲一が務める。数々のバカリズム作品を彩ってきたバイプレーヤーズが名を連ね、シンドラーの“ベートーヴェン愛”が奏でる交響曲に音色を添える。

松竹


































