第8週を放送中の連続テレビ小説「わろてんか」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。念願かなって寄席の経営を始めたヒロイン・てん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)が、試行錯誤しながらもどうにか経営を軌道に乗せようと、奮闘する姿を描いている。
そんな中、11月24日(金)放送の第47回では、てん付きのお手伝いさん・トキ(徳永えり)が再び登場。てんの元で寄席の手伝いを始めると商才を発揮し、寄席の客入りに貢献している。
徳永えりは、「梅ちゃん先生」(2012年)、「あまちゃん」(2013年)に続く3回目の“朝ドラ”出演。そんな徳永に、今後の見どころや本作で“名コンビ”ぶりを見せる風太(濱田岳)との共演について話を聞いた。
飛び交う大阪弁を聞くと“素”が出ちゃう
──“朝ドラ”への出演は3作目ですが、大阪局制作の作品は初めてですよね?
そうですね。東京で撮影するのと違って、「わろてんか」に専念している感覚がより強いです。ホテル暮らしのキャストが多いですし、撮影の合間に他のお仕事が入ることが少ない分、この作品の撮影スタジオが“ホーム”という感じなんです。
いったん東京に帰って、また大阪に戻ってきた共演者の方は、「おかえりー」って迎えられるんです(笑)。
──ご自身も大阪のご出身ですが、そういう点でも「帰ってきた」感覚が強いのでしょうか?
それもあると思います。飛び交っている大阪弁を聞くと、私はつい“素”が出ちゃうんです。スタッフの方たちがそれを受け入れてくださっていると思うと、うれしいですね。
──徳永さんが大阪の街を案内されることもあるのですか?
私は大阪といっても、京都寄りの吹田市の出身なんです。なので、局の周辺のディープな情報は、いつもスタッフさんたちに聞いています。大阪に住んでいた時よりも、大阪に詳しくなっていますね(笑)。
藤岡家の女子3人は、本当に仲良しなんです!
──大阪局周辺の“グルメリスト”があると伺いましたが。
そうなんです! スタッフさんがお薦めのお店のリストを作ってくださって、わかなちゃんと(堀田)真由ちゃんと私で、それを見ながらてくてく歩いて食べに行きましたね。
──やはり藤岡家の女の子3人は仲が良いのですね。
わかなちゃんと真由ちゃんは19歳で同い年なんですけど、私は10歳年上なんです。でも、彼女たちがとてもしっかりしているのと、話も合うので、役設定と同じように仲良しです。
クランクイン前から所作や料理のお稽古なども一緒にしていましたし、3人でUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)や京都に遊びに行ったり、カラオケにも行きました。「遊びに行くなら今のうち!」と思って、思い切り楽しみました!(笑)
──では、撮影でも息ぴったりなのですか?
そうですね。トキたちのテンションが一気に上がる場面で、リハーサルから盛り上がり過ぎて監督たちが困惑していたことはありました(笑)。そんな時でも、監督さんは「いいよ。それが“わろてんかワールド”だから」って仰ってくださって。自由に演じさせていただいています。
1988年5月9日生まれ。大阪府出身。O型。
2004年に「放課後。」(フジ)で女優デビュー。以降、「ブラッディ・マンデイ」(2008年、2010年、TBS系)や「四十九日のレシピ」(2011年、NHK総合)、「心がポキっとね」(2015年、フジ系)などのテレビドラマや、映画「フラガール」(2006年)、「春との旅」(2010年)、「荒川アンダーザブリッジ」(2012年)などの話題作に出演。
1988年生まれの“黄金世代”の中で、実力派女優として活躍し続けている。
連続テレビ小説「わろてんか」
毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほかにて放送
【HP】http://www.nhk.or.jp/warotenka/index.html
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