
映画「宝島」の東京プレミアが、9月9日に都内で開催。主演の妻夫木聡をはじめ、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太、塚本晋也、中村蒼、瀧内公美、栄莉弥、尚玄、木幡竜、奥野瑛太、村田秀亮(とろサーモン)、デリック・ドーバー、大友啓史監督がレッドカーペットに登場した。
“宝島宣伝アンバサダー”が東京プレミアに登場
同作は、戦後の沖縄を舞台に、史実に記されない真実を描き切った真藤順丈の同名小説を実写映画化。日本に見捨てられ、アメリカに支配された島・沖縄。全てが失われ、混沌とした時代を全力で駆け抜けた、“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちの姿を、圧倒的熱量と壮大なスケールで描く。
全てをアメリカに支配されていた戦後の沖縄には、米軍基地から物資を奪い、困窮する住民らに分け与える“戦果アギヤー”となり、自由に生きることを模索していた若者たちがいた。主人公・グスク(妻夫木)、幼なじみのヤマコ(広瀬)、レイ(窪田)、そして英雄的存在であるリーダーのオン(永山)は、いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見ていたが、ある襲撃の夜、オンがこつぜんと姿を消してしまう――。
妻夫木は、“宝島宣伝アンバサダー”として6月から約3カ月間全国キャラバンで20エリアを超える訪問を達成し、この日は「東京プレミア」として開催されたレッドカーペットイベント、舞台あいさつに登壇。レッドカーペットイベントは、TOHOシネマズ六本木ヒルズの入口へと続く大階段にて行われ、14人のキャスト・監督がドレスアップした姿で登場した。
妻夫木は、9月19日(金)の劇場公開へ向けて「この映画は命をつないでいく物語です。思いというものはどんどんつながっていきます。この熱い思いを胸に、僕たちは一生懸命作りました。この思いが世の中の1人1人、より多くの方に届けられるよう初日まで、まだまだ宣伝も頑張っていければいいなと思っております。そして、9月19日、皆さん楽しみにしていてください。この映画の力というものを感じてほしいです」と呼び掛けた。

広瀬すず「とても刺激のある時間を過ごさせていただきました」
また、広瀬は「沖縄という場所と、愛情と情熱を持って皆さんと向き合った時間は、本当に貴重なとても刺激のある時間を過ごさせていただきました。そんな姿を本当に大きなスクリーンで1人でも多くの方に届いたらいいなと思っております」とアピール。
そして、メガホンをとった大友監督は「(完成までに)6年かかりました。いろいろな困難がありました。それでも絶対に届けなきゃいけない作品である、ということをですね。スタッフ・キャスト1人1人が本当に感じながら作った、力のある、皆さんに胸を張って届けられる作品になったと思います。今日は東京で初お披露目ということで、すごく楽しみにしております」と力を込めた。
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)



































