第1話では――

大手税理士事務所に勤務している栗須(妻夫木)は、あることをきっかけに税理士としての挫折を味わい、希望を見いだせなくなってしまっていた。そんな中、ロイヤルヒューマン社から競馬事業部の実態調査を依頼される。
ロイヤルヒューマン社は耕造(佐藤)が一代で築き上げた人材派遣会社だが、耕造が推し進める競馬事業部は赤字続き。それをよく思わない耕造の息子で人事統括部長の優太郎(小泉)が、競馬事業部撤廃をもくろみ、調査を依頼してきたのだった。一方で、耕造の妻・京子(黒木)も競馬事業を毛嫌いしていた。
栗須は耕造に会いに指定された北海道のセリ会場へ赴くが、早速遅刻してしまう。その時、会場では耕造がどうしても手に入れたかった新馬を、ライバル馬主の椎名(沢村)が競り落としていた。
初めて見たセリの光景にあぜんとする栗須を横目に耕造は遅刻を叱責するも、その後の馬主業務に付き合わせ、所有するある一頭の愛馬を紹介する。
これまで競馬とは縁のない生活だった栗須は、驚くことばかり。さらに、今は北海道で実家のファームを手伝う元恋人・加奈子(松本)と思わぬ再会を果たす。
調査を終え、予定通り競馬事業部撤廃のための報告を行った栗須だが、あることが気になり加奈子に連絡。そこで競走馬の世界の現実を聞き、ショックを受ける。
やがて、耕造や加奈子の馬への熱い思いが、税理士の仕事への向き合い方に悩んでいた栗須の心を突き動かす。そして、栗須は再び北海道へ。税理士として、人として、悩み抜いた末にある答えを出す。
――という物語が描かれる。
呼び起こされる夢と情熱
公式HPなどで公開されている予告動画では、「気付けば走り出していた…走り出さずにはいられなかった」というナレーションと共に、競走馬が一斉に駆け出していく姿や、ぼうぜんと立ち尽くす栗須の姿などが描かれている。
また、「先生、夢あんの?夢はあんのか」と栗須に問う耕造の姿も。「馬の価値はな、数字なんかじゃ測れないんだよ」と熱く語る耕造の一方で、「正直、バカがすることですよ」「才能がない人ほどそんなものよ」と耕造を批判する優太郎と恭子。
しかし、耕造の信念はブレることなく、「夢は頂点」「俺たちの馬を日本一にする」と宣言。栗須もその思いを受け取り、夕焼けの中で笑顔を浮かべる。
ラストには、レースを見ながら「行けー!行けー!」となりふり構わず声を張り上げる栗須や耕造の姿なども映し出されている。
第1話放送を前に、SNS上では「キャストが豪華!」「レースシーンの迫力すごい」「予告だけでワクワクする」「北海道の景色が美しい…塚原監督作品とても楽しみ」「壮大なドラマになりそう」といった声などが上がり、話題となっている。
日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」第1話は、10月12日(日)夜9:00よりTBS系にて放送。






































