リフレッシュ方法が仕事に直結「成長しているのを自覚する瞬間が、一番ホッとする」
――本作『おーい、応為』は、高橋さん念願の初時代劇でした。どんな学びがありましたか。
実在の人物を演じたのが初めてで、北斎と応為のこと、作品、時代背景を深く調べてくという役作りを初めてやりました。面白かったですし、絵がますます好きになった気がします。こんなに没入して、死ぬまで絵を描き続けた人を近くで感じる体験ができたから、自分も好きなものをずっと好きでいようと改めて思わされました。
念願の時代劇、念願の大森監督の作品で、長澤さん、永瀬さんと共演できて、自分の中のいろいろな感情が満たされたのを感じています。僕にとってすごく財産になる作品になりました。
――大事な作品になりましたね。ところで、撮影中はKing & Princeのツアー中だったそうですが、さまざまなお仕事を同時にやる際に、どんな切り替えをされているんですか？
切り替える…か。特に何かしているというわけでもなくて、自然に切り替わっています。幼い頃からダンスをやっていて、学校にいる自分とダンスをやっている自分は違うという感覚はあったんです。そのころからなんとなく自分の中にスイッチがあって、車でスタジオに向かう間にそのスイッチが切り替わっていた気がします。だから今でも、「ヤバい、切り替えないと！」という感じはないです。
――では、仕事が立て込んでいる時に、どうやってリフレッシュしていますか。
ボイトレに行ったり、ダンスを踊ったり…かな。
――仕事に直結していますね。
そうなんですよ。ラッキーなことに、それがすごく楽しくて。自分が成長しているのを自覚する瞬間が、一番ホッとするんですよね。
――歌もダンスもですが、得意な絵も仕事に繋がっていますね。
頑張っているものは、ちゃんと何かしらに繋がるんだなと思います。
――お家でリフレッシュする場合は？
映画を見たり、音楽を聴いたり、ゲームをしたりするのは脳みそのシャットダウンになりますね。でもたまにハマりすぎて睡眠時間を削って「やっちゃった！」となることもあります(笑)。
◆取材・文＝坂本ゆかり
※高橋海人の「高」はハシゴダカが正式表記
10月17日(金)公開
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