原因は自分にある。、川谷絵音との6年越しの縁が結実 川谷書き下ろし楽曲「パラノイドランデブー」を初パフォーマンス

7人組ダンスボーカルグループ・原因は自分にある。(通称・ゲンジブ)が、10月15日に4thシングル「パラノイドランデブー」をリリース。CD予約購入者の中から抽選で選ばれた観測者(ファンの呼称)2000人を招き、発売記念リリースイベントを都内で開催した。
6年越しに川谷絵音との縁が結実
表題曲の「パラノイドランデブー」は川谷絵音の書き下ろし楽曲で、2019年にゲンジブが現在のグループ名を発表した際、川谷が「気になる。笑」とSNSで反応したという縁が6年越しに結実。イベントの中では川谷からのメッセージ映像も、大型ビジョンにサプライズで公開された。
また、写真にまつわる歌詞やシャッター音がサウンドに入っていることにちなみ、カメラ愛好家として知られる加賀翔(かが屋)もサプライズゲストとして招かれ、当日に撮影したライブ写真の披露や、7人がメンバー愛にあふれた写真で競う「写真愛があるのは誰だ?ゲンジブフォト選手権」も開催。最後は「パラノイドランデブー」のミュージックビデオの初上映、さらにステージ初パフォーマンスを披露し、2年4カ月ぶりとなるシングルの発売を観測者と共に祝った。
躍動的なSEに乗ってメンバーが特設ステージに登場すると、まずは4月に発売された4thアルバム『核心触発イノベーション』のリード曲「因果応報アンチノミー」をパフォーマンス。「楽しもうぜ!」と気勢をあげた大倉空人はウインクをかまし、黒と赤を基調にレザーやグローブ、安全ピンなどを用いたロック&スタイリッシュなスタイルの7人に、集まった2000人の観測者は熱狂する。
ここからは司会者が登壇して「パラノイドランデブー」についてのトークとなり、長野凌大と共に川谷のラジオに出演したという杢代和人は「“尖った個性のあるグループだからこそ、この曲が作れました”と言っていただきました」とコメント。大倉は「その尖りは、これまでタッグを組んできたクリエイターの皆さんが思う“原因は自分にある。とは?”が融合されていったもの。『パラノイドランデブー』にも、そういう部分が感じられる」と語った。
また、長野は今作のテーマを「逃避行」と明かし、「現代に生きる我々が、SNS等で直面する課題に対して向き合い、どうポジティブに捉えていくか?という一種の抗いをテーマにしている」と説明。パフォーマンスに関して「フォーメーションがとても多い!常に移動しているので、1曲通して飽きずに見れる」と吉澤要人が伝えると、武藤潤は「スピーディーな曲なので、レコーディングではブレスが難しくて息苦しくなることも。ただ、逃避行がテーマなので、何かに追われてる緊張感がブレスで表現できてたのかなと。面白いな、音楽って!と思いました」と笑顔を見せた。

最もメンバー愛にあふれた写真を決める「ゲンジブフォト選手権」が開催
ここでステージ上の大型ビジョンに、なんと川谷からのサプライズメッセージ映像が。引用リツイートから6年がたち、「ようやく携わることができて感謝しております」とあいさつした。また「パラノイドランデブー」について、「楽曲自体はカラフルだけれど、歌詞はそんなに前向きではない。ただ、今のタイミングでゲンジブが歌うべき歌詞だなと思って書かせていただきました」とコメント。「いろんな深読みもできると思いますし、何回聞いても楽しめる作品になっているので、これから大切な曲になっていってほしいなと思っております」と話す川谷を見て、武藤は「しゃべり声、カッコよ!」と驚きの声をあげた。
さらに、カメラフリークとして知られる加賀がスペシャルゲストとして登場。ステージ上からも7人を撮影し、カメラを構える加賀をセンターに集合写真を撮る際には「こんな構図見たことあります!?」と興奮して「川谷絵音さんには頭が上がりません!」と恐縮した。続いて、写真を撮るポイントを聞かれると「距離感。うまく撮ろうと思わずに、好きだ、格好良いと思ったことを素直に口に出して撮ること」とメンバーにアドバイス。
加賀はオフィシャルカメラマンとしてライブもステージ下から撮影しており、ここで撮ったばかりの写真が大型ビジョンで公開され、桜木雅哉が「唯一、今日(振りを)ミスったところ」が激写されている奇跡も。また、大倉の満面の笑顔も見事に捉えられており、観測者から拍手が湧いた。
続いて、事前にメンバーがそれぞれ提出したこだわりの1枚の中から、最もメンバー愛にあふれたものを選ぶ「ゲンジブフォト選手権」も開催。大倉は自身のファンミーティングを見に来てくれた長野に後ろから抱きついているショットを、小泉光咲は2年前の初アリーナ公演で「藍色閃光」を披露する7人を下から押さえた1枚を選んで「絆を感じられる曲なので、ゲンジブ全体の愛を感じられるんじゃないかな」と解説した。
「載せちゃいけない写真ばっか出して、ギリいけるのがこれだった」と桜木が出したのは、アルバム撮影の際のラフな吉澤のショットで、カメラをやっていた長野は初の写真集撮影で行った沖縄の海をバックに、自身がフィルムカメラで撮ったメンバーの写真を提出。武藤はゲームセンターのプリ機の中で小泉と指でハートを作った瞬間のショットを出し、杢代はライブ前に円陣を組む7人の写真を前に「円陣ってこのメンバーでしかやったことないなぁと思って。僕のカメラで撮ってもらいました」と説明する。
最後に、遠征先の中華料理店に並ぶ武藤と桜木を写した1枚を選んだ吉澤は「最年長と最年少が一緒に仲良くご飯食べてる姿って、メンバーから見てもいとおしい」とリーダーらしいコメントを残した。この中からメンバー愛を最も感じた1枚として、加賀は長野の1枚を選出。「みんなデジタルなのに、長野さんだけ現像代かかってるんで!」と理由を伝えた。


Universal Music
発売日: 2025/10/15




























