
刑事モノや医療モノの真剣な骨太系ドラマに、お笑い芸人が役者として出てくるとスパイスが効いて絵面の空気が変わって良い。FOD・TVerで無料公開されている、2020年放送の沢村一樹主演「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」では、霜降り明星・粗品が捜査一課刑事・門田駿役で俳優デビューしている。上昇志向があり野心の強い門田が、苛立ちをあらわにする第5話を紹介する。
“月9”放送中の「絶対零度」はシーズン5
今作は、日本全国の防犯カメラ映像、メール、電話、SNSの通信履歴など、あらゆるビッグデータを解析して割り出された“未来の犯罪者”を潜入・追跡捜査し、犯罪を未然に防ぐ「未然犯罪捜査班」(通称・ミハン)の活躍を描く刑事ドラマ。フジテレビで現在放送中の沢口靖子主演「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)は、15年続く「絶対零度」シリーズのシーズン5である。
第5話。井沢(沢村一樹)たちのもとに、代議士や警視庁、法務省の上層部が視察にやってくる。案内役の香坂(水野美紀)は、ミハンのこれまでの業績をアピールするとともに、現在、危険人物として、大学病院の医師・真田(猪征大)を捜査中だと報告。真田は、サバイバルナイフを購入しているほか、ネットに匿名で「スーパードクター」と呼ばれる同じ大学病院の外科医・益子(近江谷太朗)への恨みを書き込んでいた。真田は、大学病院を追い出され、来月には離島に赴任するのだという。
病院に潜入捜査中の山内(横山裕)や小田切(本田翼)は、真田と益子をマークしていた。しかし、不測の事態が起こり、不審な男を追跡している間に益子がナイフで刺され、そのそばには真田が立っていた…。ミハンが捜査中に起こった殺人未遂事件。何かがおかしい。真田は犯人に仕立て上げられたのではないかと不穏な空気の中、益子の緊急オペが続く。




































