「背中で語る」座長・水上恒司が作ったチームワーク
――水上さんは今回、座長という立場で、特に同世代のキャストを率いる上で意識したことはありましたか?
水上:座長という立場は、周りの方々が僕の意見を尊重し、取り入れようとしてくれる、すごく影響力のあるポジションです。だからこそ、その力はよほどのことがない限りは使わないようにしようと決めていました。僕がやるべきことは、言葉ではなく行動で見せること。1つ1つの芝居、1つのセリフに魂を込めて臨む姿を、座長として見せていく。同世代のキャストが集まる現場だからこそ、その姿勢はより意識しました。
――皆さんから見た、座長としての水上さんはいかがでしたか?
木戸:とても頼もしかったです。常に先頭に立って、僕ら俳優部とスタッフさんたちの間にいるというよりは、僕らの先頭でスタッフさんたちと分け隔てなく接している感じ。緩急というか、やるときはやる、という彼のスタイルがみんなを引っ張ってくれたんだと思います。さすが座長です。
綱:本当に大きい背中でした。役についてスタッフさんと深く話し合ったり、一人で自分の世界に入って集中していたり、すごくストイック。そういう人が真ん中にいると、「俺も頑張ろう」「支えられるところは支えなきゃ」って自然に思わせてくれる。そんな座長でした。
JUNON:現場はすごく温かくて和気あいあいとしていたんですけど、その中でも水上さんの、役への向き合い方や行動が、みんなの気を引き締めてくれていたと思います。その存在があったからこそ、より良い作品ができた。本当に大きな存在でした。































