
ゲームクリエイターとしても活躍するマヂカルラブリーの野田クリスタルが、“ゲーム戦国時代”の雄となるべく、他ではあまり触れていない超マニアックなジャンルや未知の領域を開拓していく、ディープなゲーム番組「野田クリの野望~ゲーム天下統一への道~」(毎週火曜夜9:25-9:54、TOKYO MX/TVerで見逃し配信あり)。12月2日と9日(火)の放送では、スタジオを飛び出し、日本工学院専門学校・蒲田キャンパスにて番組初の公開収録を敢行。超盛り上がったその模様をレポートする。
“武将”野田クリが、タダモノではないゲーマーやクリエイターと接見
本番組は、Nintendo Switchソフト「野田ゲー」シリーズをこれまでに3タイトル発売している野田が“武将”に扮し、毎回マニアックなゲームの知識を持つタダモノではない“客人”と接見。プレイしながらのゲーム紹介だけでなく、クリエイターやゲーマーたちと制作秘話や独自の遊び方、マニアックすぎる楽しみ方などを語りつくす。
家臣の帝京大出身のラグビー芸人・しんやと、パピヨン・ノリを従えて登場した野田は、会場に集まった大勢の“家臣志願者”たちを見て、満足そう。初の公開収録ということで、観客が少なかったらどうしよう…と心配していたんだとか。客席の最前列には、この収録前に野田がキャンパスを回ってスカウトし、“野田軍の家臣”となった学生たちが参列した(※スカウトの模様は12月2日に放送)。

精鋭の学生4人が作ったゲームにチャレンジ
ステージには、同番組の人気企画「家臣青田買い!若武者ゲー道」に以前出演した日本工学院の生徒4名…野田曰く「工学院の激ヤバ ベスト4」が登場。出演時、それぞれがマニアックで個性的な自作のゲームを持参して、プレイした野田の心を鷲掴みにした精鋭たちだ。どのゲームも野田はしっかり覚えていて、どんなところが面白かったか、感心したかについて改めてコメント。自身もゲームを作り、何より大のゲーム好きである野田ならではの、開発者の彼らの意図や苦労も汲み取った感想に4人も嬉しそうだった。
今回は、4人で協力して1つのゲームを作ってきたとの事。タイトルは「野田クリの野暮用」。基本的には2人プレイで、横スクロール、体を使ったアクション、ボス戦…と3種類のゲームが詰まった内容。同学校の“幸田先生”が、ゲームクリエイター科の生徒たちにとんでもない課題を出し、課題をこなすうちに不健康になってしまった生徒たちを、野田の筋トレの力で解放する…というストーリー。
説明を聞いた野田は、「それぞれの特性が活かされてるのか!メチャクチャ面白いよ」と期待を高め、「オレたちの筋トレの力で解決できるようなら、ぜひともさせてもらおう!」とやる気マンマン。「日本工学院を統治して、いずれは奪い取るつもりで、ドリームチームのゲームをやらせてくれ!」と、早くやりたくてたまらない様子。
ゲームを準備する間に、しんやが「今日は、皆さまにプレゼントを持ってきました!」と言い、客席は歓喜の拍手。しんやのサイン入りうちわを、元気の良い人6名にプレゼントするとの事で、大きな声で「はい!」と挙手した人に決める、となり、「番組を全回見てる人!?」問いかけた。が、誰も居ない…。「オレすら、全部は見てないからな」と納得の表情になる野田。その後いくつかの質問を経て、最後はシンプルに「欲しい人―っ!!」と問いかけると、「はい!」「はいっっ!!」と今日イチの大声が飛び交い、会場は騒然となった。

激ムズ横スクロールゲームに大苦戦
そして、お待ちかねのゲーム開始。最初のステージは、シンプルな横スクロールアクション。まず最寄り駅から蒲田まで行き、降車後、蒲田駅から学校まで向かう道中に“罠”がいくつもの仕掛けられているとの事。
まずは、1年ほど蒲田に住んでいた事があるしんやが立候補し、ノリと2人で挑戦。「不健康になった学生を助けに行く」というイントロダクションに続き、電車内の画面に。乗車する2人は、やってくる他の乗客をうまくかわさなくてはならないが、電車の揺れのせいで思うように動かせず、大苦戦。2人がぶつかってもアウトになってしまう為、シンプルながらも難易度が高い。お互いを邪魔に思いながらゲームを進めようとするが失敗続きで、なかなか蒲田駅まで着けない。コントローラーの操作のコツを聞きながら何とか到着した。
まだまだ序盤だが、野田は「いやぁスゴいね!もう手に汗握るわ」と既に大興奮。「野田ゲー」にも電車内のゲームがあるが、それをモチーフにさらに練ったそうだ。作るにあたってこだわった部分を学生に尋ねると、「やっぱり笑ってもらえる要素を。普段の2人プレイのゲームだったら、お互いが邪魔になったりはしないけど、これは当たっただけで片方が死んじゃうぐらいの邪魔さにしたんで、盛り上がっていただけるかと」と説明。野田は「公開収録だからこれぐらいで済んでるけど、スタジオだったらケンカになってる」と言って笑わせた。































