怒りを募らせるリドルが“黒いもの”に包まれる
連帯責任だと言って「オフ・ウィズ・ユア・ヘッド!」とユニーク魔法を繰り出し、高笑いしながら次々に寮生たちに首輪を着けていくリドル。学園長のクロウリー(CV:宮本充)が止めるのも聞かず、魔法を連発する。
そんなリドルに、エースは「何でも自分の思い通りになるはずないだろ。そうやってすぐ癇癪(かんしゃく)起こすとこが、赤ん坊だっつってんの!」と言い放つ。
すると、「何だって?」と聞き返すリドルの額から黒い液体が流れた。その液体は“ブロット”と呼ばれる負のエネルギーがあふれ出したもの。
リドルは庭に植えられていたバラの木でエースの体を串刺しにしようと魔法をかける。何本ものバラの木がエースに襲い掛かろうとした寸前で、副寮長のトレイ(CV:鈴木崚汰)が「ドゥードゥル・スート」と、少しの間どんな要素も上書きできるユニーク魔法で防いだ。
トレイには幼なじみであり、副寮長として寄り添ってきた立場からも、リドルを止められなかったことが今の事態を招いたという後悔の念があった。
しかしリドルは「君まで僕を裏切るのか」と敵対とみなし、さらにブロットがあふれ出てくる。危険を察知したクロウリーは「いけません、それ以上魔法を使っては!」と叫ぶが、リドルは「僕こそが、絶対、絶対正しいんだぁー!」と絶叫。そのとき、リドルが持っていた杖に付いている魔法石に蓄積されていたブロットが泡立ち、あふれ出て、リドルの体を包み込んだ。
「わあぁーっ」と悲鳴を上げるリドル。しばらくすると、リドルの制服は黒く染まり、左目のあたりには黒いハートの模様が浮かび上がった。
リドルの闇落ちを表現する花江夏樹の演技力と映像力
リドルの姿を変えてしまったブロットは、さらに怪物も生み出した。それはクロウリーいわく「魔法士が最も避けなければならない」と語る“オーバーブロット”と呼ばれる状態だった。
オーバーブロットの仕組みとしては、魔法を使うほどに負のエネルギーが蓄積され、魔法石が受け皿となる。だが、魔法を使い過ぎると魔法石は決壊し、あふれ出したブロットが魔法士を負のエネルギーでむしばみ、感情と魔力のコントロールを失って暴走してしまうのだ。
ゲーム版でも盛り上がりの場面となるオーバーブロット。コミックでもドキドキハラハラだったが、アニメ版では声優の声の演技と、美しさが恐ろしさを引き立てる映像描写ですごみが増していた。
視聴者からは「オバブロ描写凝ってたな」「鳥肌ものだった」「オバブロの過程がかなり丁寧に描かれていて良き」「やっぱアニメだと迫力が違うな」「映像化されると、さらに胸にくるシーン多くて震える」「花江さんの闇堕ちボイスは本当安定感あっていいよね」「花江くんの演技もゲームより拍車がかかっててスゴかった」など、大きな反響があった。
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◆文=ザテレビジョンアニメ部
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