1月クールは“全体的に高水準”と高評価! 「冬ドラマ満足度ベスト10」小田慶子編
話題作ぞろいの1月クールの連続ドラマで、本当に満足度が高いのはどの作品なのか? ライター・小田慶子氏に採点を依頼、ベストテンをコメントと共にカウントダウン形式で発表する。
対象作品=2018年1月期の地上波ドラマで、1月18日夜11時59分までにスタートし、1月27日以降の放送がある全国ネットの作品。「西郷どん」(NHK総合ほか)と「越路吹雪物語」(テレビ朝日系ほか)は放送期間、回数が異なるため対象外。
6位(75点)「電影少女―」「トドメの接吻」「BG~身辺警護人~」「隣の家族は青く見える」「リピート―」
土曜ドラマ24「電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-」(毎週土曜夜0:20-0:50ほか、テレビ東京系ほか)…「25年前の漫画をなぜ今!?」という疑問は浮かぶが、2018年設定だけあり、ビデオテープから出てきた少女に「VRかと思った」というツッコミが入っていた。いっそVR設定に変えたほうがよかったのでは。「anone」にも出演中の清水尋也(古矢役)が光る。
「トドメの接吻」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)…ツンデレ王子からクズ男に転落した山崎賢人が◎。何度も死ぬ場面があるのに、そのたび瞳孔を見開くのもプロ根性。「女子的生活」(NHK総合)でも好演の志尊淳はやっぱりそういう役かい!
「BG~身辺警護人~」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)…二転三転する展開はさすがの井上由美子脚本だが、劇中で25年前の洋画が例えに出てきたように、要人警護という仕事には新鮮味はなし。石田ゆり子が演じる小池百合子と丸川珠代を足して2で割ったような女性政治家の造形が面白い。
「隣の家族は青く見える」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジ系)…不妊治療をテーマにしながら、深刻になりすぎない作風に好感。松山ケンイチ演じる自然体の夫も魅力的。結婚至上主義の妻と子供を望まない女性の対立がリアルでヒヤヒヤするが、こういう善意の押しつけをするママ、実際にいるんだよなぁ。
「リピート~運命を変える10か月~」(毎週木曜夜11:59-0:54、日本テレビ系)…「トドメの接吻」と同じタイムリープもの。はやっている!? ヒロインは彼氏にプロポーズしてもらうためにわざわざタイムリープしたのにやっぱりされないなんて、女にとっては悪夢すぎて泣いた。六角精児はすっかり「笑ゥせぇるすまん」化。
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