オリジナルTVアニメ「メルヘン・メドヘン」が、AT-Xほかで放送中。第3話のアフレコ後には、アーサー・ペンドラゴン役の上田麗奈、アガーテ・アーリア役の加隈亜衣がインビューに応じてくれた。
「メルヘン・メドヘン」は、物語の原書に選ばれた見習い原書使いの少女“メドヘン”たちの、成長と戦いの軌跡を描く魔法少女ファンタジー。各校対抗の魔法バトル大会が迫る中、メンバー不足で出場が危ぶまれる日本校。そのリーダー・土御門静の前に、読書と空想好きな女子高生・鍵村葉月が現れる。強力な「シンデレラ」の原書に選ばれた葉月は魔法学園に入学し、静たちと大会優勝を目指す。
加隈亜衣「原書の内容などの知識を持つほどに楽しめる作品なのかなって思いました」
――「メルヘン・メドヘン」の印象をお聞かせください。
上田:小説を読ませていただいたんですけど、1人1人…特に、シンデレラの葉月ちゃんの心のありようが、ちゃんと見えてくる作品だなと思いました。学生ならではの繊細さ、子供っぽいところがあるけど、もがいている感じとかが感じられて、そういうところもすごく丁寧に描かれている作品だなという印象が強かったです。キラキラした部分がちゃんと感じられるところが素敵だなというか。
――若さとか、青春感みたいなことですかね?
上田:そうですね。1人1人の人間性みたいなところは、すごく感じられました。
加隈:私はオーディションの資料で、原案に松智洋先生が入っているのを知って。私のアニメデビューが、モブではあるんですけど松さん原作だったんです(「パパのいうことを聞きなさい!」[2012年])。それで、「あっ!」って思いました。そこからキャラクターの設定を見たり、セリフを読ませていただいたんですけど、本当に色んなキャラクターがいて。あとは、シンデレラとかかぐや姫というキーワードもすごく新鮮に思いました。魔法モノでかぐや姫ってあまり結びつかないし、シンデレラも魔法は出てくるけど、そういう感じじゃない魔法がベースになってたりするので、不思議な世界感だなと思いました。あと学校という舞台にも親近感がありましたね。その中でもアガーテはセリフで「第一の魔弾」とか、結構カッコいいセリフをキメキメで言っていたと思いきや、実は可愛い物が好きだったりして、結構二面性というかギャップのある可愛い子なんですよ。だから、作品として色んな事が描かれているんだろうなって思いました。
――考えてみると、要素はすごく多いかもしれないですね。お2人は第3話から登場となりますが、作品に参加する嬉しさ、喜びというのはありましたか?
上田:まず、「アーサー・ペンドラゴンです」って言えるのが嬉しい(笑)。
加隈:名前がすごいよね。ペンドラゴンって。
――強そう。
上田:カッコいいですよね(笑)。噂に聞くアーサー・ペンドラゴン役として携われるのが嬉しいし、どんなことになってしまうんだろうと思いました。アーサーさんの魔法は第3話の時点では描かれていないんですが、どういうスケールの技が来るのか気になってます! でもアフレコに来てみて、想像していた作品のキラキラがそのままあったので、携わる前から感じていた期待が、現場にいい形であったなと思いました。作品を読んでいた身としては、すごく嬉しかったです。