――でも、途中から入るというのは…。
上田&加隈:緊張しました…。
――加隈さんはいかがですか?
加隈:私、カントクさんの絵が個人的に好みなんです。今回、何役かオーディションを受けさせていただいたんですけど、その中でもアガーテの金髪ロングな姿に一目惚れしていたので、この子かわいい!って思っていた役をお願いしますと言っていただけたのが、純粋に嬉しかったです。「メルヘン・メドヘン」の世界観、魔女とか魔法少女って小さい頃からの憧れも強かったので、その不思議な世界に入れることがすごく嬉しかったですし、それぞれ魔法の使い方も違うので、これからあるバトルで、どういう魔法の使われ方をするのか気になりますね。アガーテさんの原書って、本というより「魔弾の射手」というオペラなので、それがどんな物なのか調べたんですけど、意外とアガーテさんっぽいところがあったりして。なので、知識を持つほどに楽しめる作品なのかなって思いました。オリジナル作品だから、どういう子なのかまだ把握できてないところもあるのですが、台本の続きを読むのが楽しみです。
――緊張したというアフレコはどうでしたか?
加隈:休み時間も盛り上がっているし、差し入れが第3話だとイギリスの紅茶のお菓子で、作品にちなんだ物なので、そういうところで共通の話題ができるのはいいなって思いました。あとは(楠木)ともりちゃんが制服を着ているんですけど、ともりちゃんを温かく見守ったり。この作品のキャラクターって、本当に悪い人がいないんです。誰も傷つかない。アガーテはキツいなって思うセリフとかもありますが、誰かを傷つけようとしているわけではないところがいいなって思います。そういう雰囲気をキャストさんも持っているから、すごく温かい現場だと思います。
上田:うんうん、確かに。優しい現場です。
――今後、ギスギスすることがあるかもしれませんよ。
上田:すごい人が出てくるかも?
加隈:「やっべー、全員を傷つけてく!」みたいな? でも、リン・デイヴスという口の悪い女の子は出てきますからね。どうかき乱してくれるのか(笑)。
【アニメ「メルヘン・メドヘン」インタビュー(2) 上田麗奈「ED曲に浸りながら、気持ち良く眠りについていただけたら」 へ続く。同記事は2月2日(金)朝11:00アップ予定】