有村架純「“母親役”を演じられる年になったんだなぁ」万感の思い明かす
あらためてオファーを受けた感想を、有村は「私はもうすぐ今月で25歳になり、母親役を演じられる年になったんだなぁと思いますし、自分の演じる役の幅が少し広がる年齢になったんだなぁとも実感し、とてもうれしく思っています。
でも実際に駿也を晶が生んだわけではないので、その複雑な血のつながっていない・血縁関係のない親子という晶の戸惑いと私自身が感じる戸惑いはきっと一緒のような気がしました。そこをあまり考え込むというよりは、友達にも見えるし、姉弟にも見えるし、そういった関係が築ければいいなと思っています」としみじみと語る。
同じく母親役の桜庭は「とても難しい役に向き合いながら撮影を頑張っています。晶さんは実際に自分の生んだ子供ではなくて、血のつながっていない子供を育てながらというところでたくさんの戸惑いがあると思います。
私が演じるゆりも相手に家庭がある中で、子供ができるという役を演じているので、架純ちゃんと一緒のシーンはお互いの役柄に1つでも勇気を与えられるような励まし合うようなシーンになっているので、毎シーン緊張感があります。実際にも架純ちゃんとは同い年なので、現場では話し合いながら25歳同士頑張っています」と明かす。
また、「肥薩おれんじ鉄道」に乗った感想を、有村は「東京では本当に人が多く、満員電車に押し潰されそうになりながら日々乗っているかと思いますが、(肥薩おれんじ鉄道は)一両だけで人を乗せてその人を送り出していく、本当に静かに進んでいく電車だと思います。
そういう空間は私生活では最近なくて、この電車に乗ると自分自身と向き合える時間があるというか、一駅一駅は長く乗っているわけではないですが、ゆったりと自分自身と向き合える電車だと撮影をしながら感じています。とてもすてきな電車だと思います」と感激混じりに明かす。
一方、思い出が多そうな桜庭は「私は転校した友達の家へ一人でおれんじ鉄道に乗って行ったことを思い出しました。一人で乗ったのですごく緊張したのを覚えています。
途中から乗ってきたお婆さんにすごく話し掛けてもらって、それがとても温かいエピソードとして残っています。地元の皆さんの温かさをあらためて思い出させてくれる、すてきな電車だと思います」と、その魅力をアピールした。
2018年、全国公開
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