「ロバート秋山のウソ枠」秋山竜次インタビュー(前編) 「『素で仕事するのは久々だな~』ということはあります(笑)」
――これまでキャラクターをたくさん演じてこられたかと思いますが、ご自身でキャラクターを作りこみ過ぎて「キャラが抜けない」といったことはありますか?
んー、無いですね(笑)。やっぱり頭イカレちゃってますからね(笑)。それが多分、多重人格だとか、そういった精神面の病気なのかなと思いますけど(笑)、「キャラが抜けない」ってことは無いですかね。
――逆に、たくさんのキャラクターを演じ続けるが故に、ちょっとご自身を見失いそうになることなどは…。
自分を見失うタイミングですか? んー…、無いですね(笑)。僕その辺はしっかりしていますから。さすがに見失うまでは無いですね。ただ、ここ一週間ほとんどキャラになっているので、逆に「素で仕事するのは久々だな~」みたいなことはやっぱりあります(笑)。
「あれ、カツラも着けてないし、いいのかな? これで」っていうのはあって、そういう時にちょっと、ヒゲを描いたりすることはありますね。描かなくていいのに、「やっぱりヒゲ一発書いておこうか」っていう。普通にしていればいいのに、あまりにも普段扮装していることが多いので、ちょっと寂しくなっちゃって。
でも、カツラまで被ると違和感が出ちゃって、番組やほかの出演者の方を邪魔しちゃうので、少しヒゲ描いたりとか、眉毛伸ばしたりとか、そういう対処をして発散しています(笑)。顔に何かあると、やっぱり落ち着くんですかね。キャラクターをやっていると、何か欲しくなっちゃいますよね。
「役に入るための呪文のようなものがある」
――秋山さんの中で、キャラクターに入る「スイッチ」のようなものはありますか?
やっぱりこう、一回目をつぶって、空を見上げて、太陽の光を浴びますね、少し。それで、ご先祖様に感謝しつつ…(笑)。なので、スッとはならないですね。あとは、(役に入るための)呪文のようなものがあるので。
これはまだ誰にも公開していないんですけど、それをずーっと言っていると、自然とキャラになっていますかね。で、数珠を持っているので。それが無いとダメかもしれないですね。
――ロバートのお三方で、コントとしてキャラを演じることと、今回のように秋山さんお一人でキャラを展開していくこととの、一番大きな違いはどんな点なのでしょうか。
やっぱりコントでは山本(博)というツッコミがいますから、そこでまず「ボケですよ」っていう個所が一撃でわかるじゃないですか。でも僕一人の時は、視聴者の方にツッコんでもらっている感じがするので。今回もVTRの中では一度もツッコんでいないので。店員さんもツッコんでいないですし。
なので、見ている方々が協力して「ここボケたな」とか、ツッコミながら楽しんでいただきたいですよね。やっぱりロバートの中でやることとは全く違いますから。もちろん、必ずその場で笑いにはしていますけどね。コントとはちょっと違うかな。
2月24日(土)夜0:55-1:25
日本テレビにて放送
※前回の放送を、TVer(ティーバー)にて2月24日(土)夜0:54まで無料配信中!
https://tver.jp/feature/f0018513