――桐山さんが演じた白子は表情や佇まいが印象的でしたが、役に対してどんなアプローチをされましたか?
どこかの土地が絡んでいるような役を演じる場合、その場所に行くことが多いですね。そこで、エネルギーや空気、匂いなどを体に染み込ませるという作業をするんです。
白子で言うと、物語の舞台は滋賀県の大津。ちょうど、今回のお話を頂いた時、大阪の方で仕事をしていて、調べたら意外と近いことが分かって。
琵琶湖だったり、竹生島だったり、いろいろと行ってみました。それが、役作りのスタート。それからは、内面的なアプローチをしていって、あとは外見もどれだけ寄せられるか。
原作の白子は艶やかできれいだけど、強さも持ち合わせている。そういうビジュアルに近づけるため、食事制限やトレーニングで体を作りました。
――白子は、どこか謎めいた雰囲気をまとっていますよね。
もともと白子は、破壊神・オロチの復活をもくろむ風魔一族の忍者。彼の目的や運命をきちんと理解した上で、曇三兄弟と出会い、少しずつ変わっていく姿をしっかりと表現したいなと思いました。
――演じる時に心掛けた点は?
曇三兄弟の長男である天火との運命的な出会いを果たした白子は、彼らと一緒に過ごしていくうちに、笑うようになるんです。その「笑う」ということが作品のテーマの一つ。
「どんなにつらくても、苦しくても、笑っていられる強い男になれ」という天火のセリフがあるんですけど、三兄弟のほのぼのとしたやりとりを見ていて思わずクスッと笑ってしまうような白子の内面の変化を、演じる時に強く意識しました。
3月21日(水・祝)全国ロードショー
【HP】http://www.donten-movie.jp/
ヘアメーク:江夏智也(raftel)
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