斎藤工&くっきー、今後は「営業回りたい」!? 『MASKMEN』秘話明かす対談インタビュー
斎藤工と野性爆弾・くっきーのまさかのコラボが話題を呼んだ「ドラマ25『MASKMEN』」(テレビ東京ほか)が、3月23日(金)でついに最終回を迎える。
怒涛の展開で世間を驚かせ続けた彼らに、作品の裏側を直撃インタビューを敢行。意外ないちゃいちゃぶりを見せてくれた。
――斎藤工さんとくっきーさんのまさかのコラボが話題の「MASKMEN」もとうとう最終回を迎えます。反響はいかがですか?
くっきー:斎藤さんの頭を叩いた時に、「叩くな!」みたいなのはね、来ましたよ。そういうのやっぱり真摯に受け止めるんですよね(笑)。じゃあ叩きません、ごめんなさい叩きませんっていう。
斎藤:…15分前に叩かれましたよ。
くっきー:(無視して)でもめちゃくちゃ話題というか。まぁ斎藤さんに呼ばれて、一緒にタッグ組ましてもろてるだけなんで。
でも自分レベルは上がったと思いますけどね。今まではまだ目の前のお客さんを笑わせることに重きを置いてなかったんですよ。自分がやりたいことをやって、お客さんが笑ったらそれがベストっていう作り方をずっとしていて。
けれど、斎藤さんと今回やって行くにあたって、お客さんも笑って欲しいという感覚は少し生まれたかもしれないですね。
だからほんのり角は削れたかもしれない。ふふふ。ほんのりなで肩になってますよ。ははははは。でもほんまに勉強になりましたよ。ありがとうございます。
――魅力も含めて、お互いの好きなところを教えて下さい。
くっきー:斎藤さんのですか?なんか照れるな〜。まぁ1回六本木のクラブで肉体関係交わしてるんですけど(笑)。
斎藤:11月の末でしたね。
くっきー:ほんまこうやって乗ってくれたりとか。すごい楽しいです。一緒にいて。もう人間的にでかい人やなと思いますね。寛大というか。器がでかいですね、めちゃめちゃ。
斎藤:僕は元々ファンだったので、2年前に自分が監督した映画の出演オファーをさせて頂きましたし、くっきーさんが作り出すもののクリエティブな部分だったり、世界観はずっと変わっていなくて、1人のクリエイターとして尊敬しています。
あと、いろんな場面が今回ドラマであったんですけど、今日も初ネタ、しかも普段ボケのくっきーさんがツッコミまくるというネタなのに、事前に稽古に重きを置くよりは、本番の、生の感覚でネタをやる度量がすごいと思うんです。
これ、俳優でも、不安なので台本を何度も繰り返し読んで、アドリブをするということはあるんですけど、それとも違う、侍が何千人もの前にバッと立っている感じの大きさを感じましたね。
くっきー:めちゃめちゃかっこいいですね。
斎藤:バッて。ぎりぎりまで立ち尽くして、鷹が止まって…。鷹が止まってましたよ。
くっきー:渋い(笑)。俺楽屋でビクビクしながらブドウ糖めっちゃ食ってましたよ。脳みそ回れ、脳みそ回れ言うて。
――斎藤さんは、芸人になってから起きた変化はありましたか?
斎藤:前々から、今の俳優としての自分だけだと、面白みが全く無いなと思っていたんです。やっぱりかっこつけてしまうんですよね、おそらく。
でも芸人さんたちは、その前に笑いに対するニーズというものを、自分をさらせる強さとかっこよさを問われているので…それはたぶん、今後自分が俳優業を続けていく時に何かしら、もっと根幹の部分がタフになっているべきだし、そういう所を今後見せられたらなと思っています。
――今後2人のコラボでやってみたいことはありますか?
くっきー:今日、二人のネタが終わった瞬間に「楽しかったですねぇ」って斎藤さんに声を掛けたら、開口一番「これで営業回れますね」って言うたんですよ。どこの営業周るつもりやろって(笑)。
斎藤:過疎地の。いくらでも伸ばせるネタですもんね。
くっきー:そうですね。好きなだけできるんで。ほんまに、どっかの過疎地のデパートで、僕ら出てるかもしれないですけどね(笑)。