アイドルを卒業し、芝居の世界に転向した新人声優・陶山恵実里へのインタビュー後編。
陶山は今年1月に4年間活動をしたアイドルグループ・虹のコンキスタドールを卒業し、現在は大好きなアニメの世界に入り、水島精二の監督作品、「BEATLESS」(毎週金曜夜1:55-2:25、MBS・TBS系)で声優デビューを果たしている。演じる役は、エリカ・バロウズという物語のキーパーソンになる少女だ。
インタビュー後編ではアイドル時代の自分を振り返りながら、今後の目標などについて話を聞いた。
【18歳の新人声優・陶山恵実里が「BEATLESS」で好演!アイドルで培った勇気があるから踏み出せた第一歩 より続く】
大変ですけど、すごく楽しくやっています!
――アイドルの世界から新しく踏み込んだ世界ですが、この業界に入って驚いたことや新鮮に思ったことは何がありましたか?
何かというより、経験することのほとんどが新しく、毎日が驚きの連続です。これまではグループの中の1人でしたけど、今は個人での活動で、まずそこから新しいです。1人になるということは、1人でしっかり生きていかなければいけないということで、責任感も重要だと感じています。
――まだ楽しいと思えるまでにはいってませんか?
「頑張らないと」という思いは強いんですが、楽しさももちろんあります。先輩方が本当に優しい人ばかりで、とてもあたたかい現場です。私はアフレコブースの端っこに座っていることが多くて、そこで台詞に悩んでいると、マリアージュ役の下地紫野さんが隣に座って励ましてくださるんです。「最初は失敗して当然だから」と声をかけてくださって、いつも助けていただいてます。
アラト役の吉永拓斗くんは同い年ということもあって、早くから打ち解けることができました。私は今までコミュニケーションを取るのが苦手だったのですが、「BEATLESS」の現場で優しい人たちに出会えたことで、人間としても成長できたと思います。人と話す楽しさみたいなものを知りながら、毎週楽しく収録させていただいてます。
――心配していたんですが、それを聞いて少し安心しました。
(笑顔を見せて)大丈夫です。大変ですけど、すごく楽しくやっています。
――虹コン時代の経験で生かされていることはありますか?
やっぱりその頃に培った度胸というか、強い気持ちですね。元々私は強い気持ちを持って何かを乗り越えるというのが苦手で、すぐに逃げてしまったり、諦めてしまってばかりだったんです。でも、虹のコンキスタドールに入ってからは色々なことを乗り越えながら、強い気持ちを持てるようになったと思います。
弱いままだったら、声優のお仕事に踏み出すこともできなかったと思います。虹のコンキスタドールでの活動は私を強くしてくれた大切な時間で、今、それがしっかり活かされていると答えられます。
毎週金曜夜1:55-2:25 MBS・TBS系
【HP】beatless-anime.jp
【Twitter】@BEATLESS_info
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