女性版「相棒」となるか!?波瑠&鈴木京香の“バディ”ドラマ通たちの評価は?
凸凹コンビの成長に期待
そんな本作でバディを組むのは、ともにNHK連続テレビ小説にも縁のある二人。「あさが来た」でヒロインを演じ一躍国民的女優の仲間入りを果たした波瑠と、終了したばかりの「わろてんか」(2017-2018年NHK総合ほか)でヒロインの姑役を演じていた鈴木京香だ。鈴木自身、連続テレビ小説版「君の名は」(1991-1992年NHK総合ほか)ではヒロインも経験。シリアスからコメディまで幅広く演じられる女優として、ドラマファンからも高い人気を誇る。
そんな、たしかな演技力を持つ2人がバディを組み、“文字を手掛かりに捜査する”という一風変わったミステリーに挑む。
ドラマファンで知られるお笑い芸人・こじらせハスキーの橋爪ヨウコ氏は「熱血バカという役柄の波瑠に刑事役や真っすぐな役が合っているので配役がバッチリ。そして正反対な性格の文字ヲタを演じる鈴木京香さん。その凸凹コンビがどう成長していくのか。最初に反発し合うのが王道なので今から期待!」と、ドラマ作りのセオリーに照らした注目ポイントを指摘。キャスティングを呼び水に、ミステリードラマファンのすそ野を広げる作品となりそうだ。
テレビ・ドラマ解説者でコラムニストの木村隆志氏は「波瑠と鈴木京香は、そこにいるだけで絵になる上に、男性キャストを上回るカッコよさで老若男女から愛されるバティになりそう。視聴者が安心して楽しめる王道の刑事ドラマを期待したい」とこちらもセオリーに沿った王道ドラマに期待を寄せる。
さらに木村氏は「未解決事件がテーマのため、『シグナル』との比較必至か」と指摘。同じく今クールに放送される「シグナル 長期未解決事件捜査班」(4月10日スタート、毎週火曜夜9:00-9:54※初回15分拡大フジテレビ系)との“未解決バトル”にも注目する。
従来のミステリーファンにも、ミステリーに触れてこなかったドラマファンにも訴える新作ミステリー「未解決の女―」。波瑠&鈴木京香がどんなコンビネーションを見せてくれるのか楽しみだ。
【識者プロフィール】
●ライター 小田慶子(おだけいこ) テレビ誌編集者を経てフリーライターとなる。日本のドラマ、映画に精通しており、雑誌やWebなどで幅広く活躍中。
●テレビ・ドラマ解説者 木村隆志(きむらたかし) 各媒体に月20本を超えるコラムを提供し、「新・週刊フジテレビ批評」(フジテレビ)などにもコメンテーターとして出演する。
●お笑い芸人 橋爪(はしづめ)ヨウコ 2002年にデビュー。2014年からはドイツみちこと“こじらせハスキー”として活動。テレビ好きで、ドラマ関連の連載も持つ。
●メディアジャーナリスト 長谷川朋子(はせがわともこ) フランス・カンヌで開かれる世界のテレビコンテンツ見本市を約10年取材。エンタメビジネス事情が得意分野で、多くの媒体で執筆。
4月19日スタート、毎週木曜夜9:00-9:54
テレビ朝日系
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