中谷美紀が主演を務めるドラマ「あなたには帰る家がある」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)が、4月13日(金)からスタートする。
同ドラマは、2組の夫婦の不満やすれ違いをコミカルに描きながら、夫婦とは何かを問うヒューマンドラマ。中谷は、結婚以来13年間専業主婦として家庭を支えてきた佐藤真弓を演じる。
娘の進学を機に再就職するも、そのことがきっかけで険悪になってしまった夫・秀明(玉木宏)との関係に悩む役どころで、夫がモラハラ男・太郎(ユースケ・サンタマリア)の妻・綾子(木村多江)と禁断の恋へ落ちるも、真弓は家族を守るために奮闘する。
ドラマには、100人以上の女性の意見を基にした“夫婦あるある”エピソードが盛り込まれており、真弓は世の主婦たちの不満を代弁するキャラクターにもなる。
ドラマ撮影中の中谷にインタビューを実施し、“働く主婦”を演じた感想や、ドラマの見どころについて語ってもらった。
――真弓を演じた感想をお願いします。
真弓の心の声がとても辛辣(しんらつ)で痛快なので、楽しみながら演じさせていただいています。
若干、言葉が乱暴だったりするので、台本で読んだ時は嫌悪感を抱くところがあったのですが、朝から晩まで休みなく家事に仕事に明け暮れていたら、夫に罵詈雑言をあびせたくもなるなと、リアルに感じられるようになってきました。お母さんって、本当に大変だなと思います。
娘を演じる桜田ひよりちゃんが本当にかわいらしくて。自分が親だったら、目の中に入れても痛くないだろうなと思いました。
本当にかわいい娘をあてがっていただいたので、彼女の笑顔を見るたびに“生きている”という気持ちで演じたいなと思います。
――妻であることよりも、母であることを優先するようになったりする部分はありましたか?
演じていても、何となく玉木さんよりひよりちゃんに目がいってしまったりしましたね(笑)。きっと皆さんが理想の夫だと思われるであろう玉木さんが横にいても、娘として存在するその魅惑に夢中になってしまいます。
真弓も、娘を優先するあまり、ついつい夫をないがしろにしてしまうのでしょう。彼女なりに、頑張ってはいるんですけれど。