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文音「順調ではなかった」10周年で主演作公開!長渕剛からは「体を鍛えろ」

2018/04/13 06:30

「おみおくり」「ばぁちゃんロード」と続けて撮影で訪れた氷見について「地元感が漂っていた」と笑う
「おみおくり」「ばぁちゃんロード」と続けて撮影で訪れた氷見について「地元感が漂っていた」と笑う


文音草笛光子がW主演を務める映画「ばぁちゃんロード」が、4月14日(土)に公開される。

文音は、公開中の映画「おみおくり」でも主演の高島礼子と共演しており、デビュー10周年となるメモリアルイヤーに出演作を立て続けに公開。節目の年を迎えた文音に、作品のことや共演者、自身の家族への思い、さらに女優活動について話を聞いた。

草笛光子としか出せない関係


――主演映画「ばぁちゃんロード」が間もなく公開となります。

10年ぶりに主演をやらせていただいて、しかも草笛光子さんとのダブル主演。草笛さんとは2014年に「SAKURA~事件を聞く女~」というTBSの連続ドラマで共演させていただいて、そこでもおばあちゃん役だったんですよ。なので、草笛さんの孫は2回目になります。

そのドラマの時からプライベートでもすごく仲良くさせていただいていて、おうちが近かったというのもあるんですけど、一緒に食事に行かせていただいたりとか、一緒に筋トレをしたりとか、お仕事以外でも深く交流させていただいています。

そんな草笛さんが今回おばあちゃん役をやってくださるということを聞いた時に、これは二人にしかできない祖母と孫の関係が表現できるなって思いました。役作りなど、あえて関係性を深めるようなことをしなくても、自然といい形で二人の仲の良さというのがスクリーンの中に出せたんじゃないかなって思います。

――ベテランの草笛さんと仲良くなるきっかけは何だったんでしょう?

草笛さんは日本のミュージカルの草分け的存在で、若いころはミュージカルの本場・ニューヨークに年に一回は必ず行っていたそうなんです。私もニューヨークで演劇留学を2年間していたので、お話をさせていただく中でいろいろな共通点があったんですよね。「ニューヨークのあそこに行った」とか。それですごく仲良くなりました。

あとドラマの時に、草笛さんが「あなたの声はすごく聞き取りやすいのよ」と言ってくださったんです。それでお話をするのが楽しくなってくれたのかなって思うんですけど、そこからですかね。ニューヨークの話などをしていると「感覚が合う」と仰っていただいています。

――草笛さんはどんな方ですか?

女優さんって仕事場だけじゃなくても、普段から女優さんでいなくてはいけないんだなって、草笛さんを見ていて学びますね。日々の体づくりですとか、そういうことをしっかりなさっていますし、舞台が決まったら、それに向けてどういうトレーニングをしていかなきゃいけないってことも、全て自分でコントロールされているので、女優としてすごく勉強させていただいています。

――「おみおくり」では高島さんと共演。先輩から学ぶことが多そうですね。

高島さんは現場での“居方”がすごくすてき過ぎるんです。寒いときの撮影だったんですけど、現場が寒かろうが、何があろうが、どっしり構えていらっしゃって、絶対にぶれないです。お芝居もぶれないですし、本当に現場での生き様がめちゃくちゃ格好良かったですね。

高島さんも実は2回目の共演で、それも2014年のドラマ「SAKURA―」なんですけど、その時は警察官の上司役で、今回も女性納棺師の上司だったので、ものすごく“ボス感”が漂っていました(笑)。

文音は「草笛さんとしかできない祖母と孫の関係が表現できる」と語る
文音は「草笛さんとしかできない祖母と孫の関係が表現できる」と語る(C)2018「ばぁちゃんロード」製作委員会


シンプルなものは人の心に伝わりやすい


――「ばぁちゃんロード」はすてきなストーリーですね。

最近の映画はすごいサスペンスだったり、不倫のドロドロしたものだったり、そういう作品が多いと思うんですけど、「ばぁちゃんロード」は本当に王道のストーリーだと思うんですよね。やっぱり、こういうシンプルなものって一番人の心に伝わりやすいし、誰しもが感じるいろいろなことが含まれているので、脚本を読ませていただいた時は、すごく気持ちのいいストーリーだなって思いました。

あとは、今の日本の家庭は核家族が当たり前だと思うんです。でも、おばあちゃん、おじいちゃんがいて、お父さん、お母さんがいて、私がいる。家族の大切さっていうのが(ストーリーの中に)すごく入っているなって思います。当たり前のことなんですが、その当たり前のことを忘れてしまっている人もいるので、そういうことも改めて感じるストーリーだなって思います。

――この作品にかかわることで、ご自身の家族についても考えましたか?

そうですね。うちの家族はすごく仲が良いんですよ。特に私はおばあちゃん子だったんですね。おばあちゃんは高校生の時に亡くなってしまったんですけど、やっぱり自分のおばあちゃんのことを思い出しましたね。

おばあちゃんにこの作品を見せたかったなって思いますし、このストーリーを呼んでいた時に、改めて親は大切にしないといけないなって思いました。

下に続きます
映画「ばぁちゃんロード」
4月14日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次公開
出演=文音、草笛光子/三浦貴大、桜田通、鶴見辰吾 ほか
監督=篠原哲雄
脚本=上村奈帆
音楽=かみむら周平
主題歌=「この道」大貫妙子(commmons)
公式サイト=http://baachan-road.com
(C)2018「ばぁちゃんロード」製作委員会

映画「おみおくり」
全国順次公開中
出演=高島礼子、文音
   渡部秀、風谷南友、芳賀優里亜、井上奈々
   /藤田富/宮下順子/重盛さと美/加藤雅也(特別出演)
原案および納棺師監修=永井結子「今日のご遺体 女納棺師という仕事」(祥伝社黄金文庫刊)
脚本・監督=伊藤秀裕
公式サイト=http://www.exf.info/omiokuri/
(C)2018「おみおくり」製作委員会



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  • 文音は、父・長渕剛と「ザテレビジョン」のレモンについて「知ってます。持たなかったんですよね」と笑った
  • 【写真を見る】10年ぶりの主演となる文音「この役は文音にしかできなかったよね」と言われる女優を目指したいという
  • 文音は「草笛さんとしかできない祖母と孫の関係が表現できる」と語る
  • 文音演じる夏海と三浦貴大演じる大和の関係にも注目
  • プライベートでも親交の深いという文音と草笛
  • 草笛光子、高島礼子との共演で「すごく勉強させていただいた」と話す
  • 「おみおくり」「ばぁちゃんロード」と続けて撮影で訪れた氷見について「地元感が漂っていた」と笑う
  • 家族との関係を考えさせられる作品
  • 氷見のきれいな景色は、大型スクリーンで見れば圧倒される
  • 映画「ばぁちゃんロード」 は4月14日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次公開

関連人物

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    文音

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