甘えられる人間は逆に強い
――今回演じた夏海はどんな女性ですか?
すごく甘え上手だなぁって思います。でも、等身大で演じようと思いました。しっかりとは役作りをしていかず、“草笛さんとのプライベートの関係+田中夏海”っていう距離感が見せられたらなって。
“夏海”って書くくらいですから、すごく明るい。自分が決めたことは曲げないという、ちょっとがんこなところも持っていながら、でもすごく甘え上手で、素直な女の子だなって思ったんですよ。なので、そこを壊さないように、でも草笛さんとの仲の良い関係も出るように、それを融合した感じを意識してやっていました。
――おばあちゃんだけではなく、フィアンセに対しても甘えている部分も感じました。
そうですね。すごく甘えているなって思います。自分勝手なところもあるんですけど。私は甘えることってすごく難しいなって思うんですよ。私自身が甘えることが得意な方ではないんですね。甘えられる人間って逆に強い人間だなって思うので、だから夏海ちゃんはかわいいなって思いました。
――ウエディングドレスのシーンもありますね。
ウエディングドレスを着たのは初めてでした。撮影の日は一日中着ていたので、結構きつかったですね。普通の結婚式なら数時間しか着ていないですよね。でも、12時間くらいずっと着ていたんですよ。なので、すごく大変なんで、花嫁さんってすごいなって思いました(笑)。
でも、ウエディングドレスを着ると気が引き締まりますね。すごく神聖なものを着ている気がするので、心が洗われるじゃないですけど、そういう気持ちにはなりました。やっぱりウエディングドレスを着ることってすてきです。
――ご自身の結婚を意識されましたか?
いつかは結婚したいと思います。でも、今は憧れはあまりないですね。結婚願望というのはないです。今は結婚しても余裕はないので、まだ先かなって思います。
三浦貴大は“カメレオン役者”
――三浦貴大さんの印象は?
三浦さんは本当にどこにでもなじめる方なんですよ。そういう意味では“カメレオン役者”かもしれないですね。東京で生まれて、東京で育って、あのビッグスターの二人の息子さんなんですけど、富山県の氷見での撮影でしたが、本当に地元の人か三浦さんか分からないくらいなじんでいました(笑)。
本人も「それが自分の得意なこと」とは言っていたんですけど、それって才能だと思うし、役者さんはそうじゃなきゃいけないよねって思ったんで、そういうこともすごいなって思いました。全然気取っていなくて、気さくで、本当に演じている大和みたいな方だったので、すごく助けられたりもしました。
――三浦さんが撮影以外でも大和になりきっていたから、現地になじんでいたということですか?
いや、わからないです。大和のように演じてなじんでいたのかもしれないし、元々の三浦さんなのかもしれないし、撮影中はずっと大和になっていたのかもしれない。それは三浦さんに聞きたいですね。「本当はどうなの?」って(笑)。
――氷見はどんな所でしたか?
「ばぁちゃんロード」の時は時間がなくて、氷見を楽しむことはあまりできなかったんですけど、その前に撮影した「おみおくり」の撮影も氷見だったんですよ。なので、地元の方でも知っている方が多くて。そこで仲良くなった方が、「また来たのかい?」みたいな感じで(笑)、すごく地元感が漂ってましたね。
「おみおくり」の撮影は3月だったんですけど、お魚がおいしくて、いっぱいおいしいものを食べさせていただきました。なので「おみおくり」の時はちょっと太ったかな?(笑)。
4月14日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次公開
出演=文音、草笛光子/三浦貴大、桜田通、鶴見辰吾 ほか
監督=篠原哲雄
脚本=上村奈帆
音楽=かみむら周平
主題歌=「この道」大貫妙子(commmons)
公式サイト=http://baachan-road.com
(C)2018「ばぁちゃんロード」製作委員会
映画「おみおくり」
全国順次公開中
出演=高島礼子、文音
渡部秀、風谷南友、芳賀優里亜、井上奈々
/藤田富/宮下順子/重盛さと美/加藤雅也(特別出演)
原案および納棺師監修=永井結子「今日のご遺体 女納棺師という仕事」(祥伝社黄金文庫刊)
脚本・監督=伊藤秀裕
公式サイト=http://www.exf.info/omiokuri/
(C)2018「おみおくり」製作委員会
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