古川雄輝 初共演の土屋太鳳は「竹内涼真くんの言う通り、ピュアな天使でした(笑)」
予測不能な問題児で“怪物”と呼ばれる春(菅田将暉)と、ガリ勉の鉄仮面女子・雫(土屋太鳳)が、出会ったことがきっかけに、2人が他人の温もりを知って成長する姿が描かれる恋愛青春映画「となりの怪物くん」(公開中)。過去のある出来事がきっかけで、春と不仲になってしまった兄・優山を演じているのが古川雄輝だ。
――原作やアニメを研究して役に挑んだそうですね。
原作があるものはいつも原作のキャラクターからいろいろヒントをもらっています。アニメの優山は、鼻歌を歌っているみたいな柔らかいしゃべり方が特徴的だったので、声優さんのしゃべり方を意識してせりふを言うようにしました。優山は甘いものが好きなスイーツ男子だけど、父親がからむとシリアスな表情に一変。映画もそうなので、通常時とのギャップを出すように心掛けました。
――優山は弟の春と仲たがいしていますが、2人の関係性をどう表現しようと思いましたか?
弟の春とは昔は仲が良かったけれど、父親が春にばかり期待を寄せるので、嫉妬心から嫌いになってしまったんです。でも、春が何か問題を起こすと謝罪するので、ちゃんとお兄ちゃんとして、弟への愛情を忘れずに持っているところが伝わればいいなと思って演じました。
――春みたいな“怪物”がもし自分の弟だったら?
行動が突拍子もないので心配ですけど、ほっとけないですね。手が掛かる弟でも、自分の弟なんでかわいいんじゃないかな。かわいがると思いますね。
スタイリスト=五十嵐堂寿/ヘア&メーク=金山貴成(KOOGEN)
映画「となりの怪物くん」
公開中
出演=菅田将暉 土屋太鳳 古川雄輝 山田裕貴 池田エライザ 浜辺美波 佐野岳 佐野史郎/速水もこみちほか
(C)2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 (C)ろびこ/講談社