<朝ドラ>佐藤健「“すごく仲のいい友達”と“好きな人”の中間ぐらいの感覚で演じています」
鈴愛と律は生まれたその日から同じ町で育った幼なじみ。友達以上だけど恋人ではない…という、2人の不思議な関係が気になるところ。
2人の関係について、佐藤は「鈴愛と律は、小さいころからずっと一緒にいましたから。若さ故に、お互いの好きという気持ちにはっきりと気付けなかったのかなと。そういう気持ちにフタをしていると思います」と分析する。
「恋愛するタイミングを逃した2人、“すごく仲のいい友達”と“好きな人”の中間ぐらいの感覚で演じています。それと、できるだけ肌に接触しないよう心掛けていますね。まぁ、そんなことを考えている時点で律は鈴愛のことを女性として意識しているのかもしれないけど、その距離感は大事にしたいです」(佐藤)
そんな “幼なじみの恋”というものに、自身はどんな思いを?
「僕には幼なじみがいないので、漫画やテレビの中の世界という感じです。実際にそういう恋をしている人がいたとしたら大事にしてもらいたいですね」(佐藤)
5週(4月30日~5月5日)の放送では、律に勧められた漫画をきっかけにカリスマ漫画家・秋風羽織(豊川悦司)の影響を受けた鈴愛が「東京へ行く」と言い出す。一方の律は、センター試験を一睡もできずに迎えてしまい、あるとんでもないミスを犯してしまう。
5月から舞台を徐々に東京へと移していく「半分、青い。」失敗にもめげずに突き進む鈴愛と、それをそっと見守る律の “微妙な距離感”はどう変化していくのか、見逃せない。
Profile さとう・たける=1989年3月21日生まれ、埼玉県出身。A型。木梨憲武と共演する映画「いぬやしき」が公開中。また、2018年は映画「ハード・コア」、10月19日(金)には大友啓史が監督を務める主演映画「億男」の公開が予定されている
取材・文=小池貴之