草なぎ剛「今日も板の上に立っています」 【連載コラム】

2018/05/24 05:00 配信

芸能一般

今回の“お気楽”は、ただいま公演真っ最中の主演舞台「バリーターク」の様子をお届けすべく劇場に潜入! 臨場感あふれる空気の中、たっぷりと「バリーターク」について語ってもらいました。「月刊ザテレビジョン」7月号(発売中)でのその模様の一部を紹介。

来てくれた方々に何か持って帰ってもらいたいという気持ち

現在、舞台「バリーターク」の公演中。客席から見ると、僕は毎日あの舞台に立っているんだよね。セリフ量も運動量もハンパじゃない。1時間40分、延々と続いていく。常にギリギリ、頭の中は真っ白。でもそれが舞台なんだなと。一回一回やりきるしかない。でも一回一回が違うからこそ、毎日楽しんでいる自分がいる。来てくれた方々に何か持って帰ってもらいたいという気持ちで今日も板の上に立っています。

僕が演じる「男1」は…そうだねぇ。最初に本を読んだときはさっぱり分からなかったんだけど、松尾諭さん演じる「男2」と2人のルールがあるってことに稽古中分かってきたら、本当に世界がガラッと変わってきて面白いなと思ったんだよね。なるほどって自分の中でいろいろつながってきて、メチャクチャ難しいことでもないんだなと。なので、意味が分からないけど、そのときそのときが分かっていればいい。全部じゃなくて1秒とか2秒の世界観がつながっているんだと。そのとき言ってる言葉がどこかに関連していたりするので、その場その場に集中して、見終わった後、なんかほわーっと広がっていく。その感じが自分の中でより確かなものになってきて楽しくなっているという。普通は役を理解しようと思うけど、それでいい役なんだなと。

こういう作品は初めてなので自分の中で新しくて、いい勉強になっています。演出の白井晃さんは、ここはこうやってくれと言うんだけど、結構最後のほうは、好きに動いていいよとも言ってくれて。やってみて、白井さんの感じのほうがいいかなとか、だけど自分はこう動きたいなとか、毎日模索しています。2人で妄想で遊んでいる話とかだから、2人の中で成立していればいい。白井さんの演出は余白をすごくうまく残してくれるので、毎日ちょっと違う感じになって、緊張感があるけど面白いんです。

「あなたも『バリーターク』の住人の一人です」 (2/2)

KAAT神奈川芸術劇場×世田谷パブリックシアター共同制作作品
舞台「バリーターク」
6/17(日)まで上演中!
[東京公演]6/3(日)まで/会場:シアタートラム
[兵庫公演]6/16(土)、17(日)/会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
出演:草なぎ 剛 松尾 諭 小林勝也/演出:白井晃

関連人物

関連ニュース

画像で見るニュース