日常の中にあるちょっとした疑問を解き明かす科学エンターテインメント番組「すイエんサー」(毎週水曜夜7:25-7:50、NHK Eテレ)。
4月からはいとうあさこと横山だいすけが新しくMCになり、さらにパワーアップした内容になっている。二人が自由に、かつ仲良く進行していく様子は、視聴者の間でも評判に。
そんな二人に対談インタビューを行った。
2週にわたって対談インタビューの模様を送る後編では、意外にも子どもっぽい“だいすけお兄さん”の素顔や、番組で取り上げた中で特に役に立った技などを聞いた。
もう丸投げなので、だいすけさんと一緒に遊んでいる感じ
――番組MCとして気を付けていることや、工夫していることなどはありますか?
いとう:…そんなにないですね(笑)! 変な話、この番組では「こうしたら便利になる技」を習ったとしても、私たちが実践したときに便利だと思わなかったら「いや、これ全然便利にならないよ」って言っちゃってもいいんです。
横山:「練習してうまくできたら、便利になるのかもね?」みたいに言うこともありますけどね。テレビ的には、そういう技をすぐに試して成功して「わーすごい!」という反応の方がいいと思うんです。でも、僕たちは素でやっているので、できない時はできないでいいですし、それが許されている番組です。
いとう:できるまでの練習もやらせてもらえないので、「あ、失敗した! 次のVTRどうぞ!」みたいな、変な感じで終わっていることもあったり(笑)。(番組側からは)もう丸投げなので、だいすけさんと一緒に遊んでいる感じです。
横山:視聴者の代表として、その空間を楽しんでいます。だからか僕、すぐかんでしまうんですよ…。
いとう:面白いよね~。だいすけさんは今まで言葉を使って仕事してきた人だと思うので、そんな人がかんでしまうのを見るとうれしくなるんです。今度、かんだ回数を数えておいて、エンディングで「今日は4回かみました!」って言ってみようかな(笑)。
でも、素でしゃべっているところはかまないですよね? だいすけさんのせりふのカンペが出て来ると途端にかむので、急に役割を与えられると「僕が読まなきゃ!」っていうふうに気持ちが負けちゃうのかな。
横山:そうなんです…慣れれば大丈夫だと思うので、半年か一年経ったころにはもうペラペラペラってしゃべってるはずですよ。
いとう:なるかな~?
横山:なります! それを、皆さんにも見てほしいと思います。
――タッグを組んでみて気付いた、お互いの魅力はどんなところですか?
いとう:私はやっぱり(だいすけさんの)声ですかね。聞いてて落ち着くんです。何をしてもイラッとしなくて、特殊な癒やし効果とかを出しているんじゃないかと思うくらい、安定している声なんですよ。「ギャー!」とか言ってても、耳ざわりが良くて、聞いてて楽しいんです。
横山:僕は、「何があっても、あさこさんが拾ってくれる」と思える安心感です。僕がかんでしまっても、変なことを言っても大丈夫。だから、「しまった!」と思うようなことをやらかしても、あさこさんがそこを面白く広げてくれるから、気持ちが立て直しやすいんです。そのおかげで終始、楽しい時間でいられるなと思いますね。
いとう:私はだいすけさんがかんだりするのを見ると面白いから、ついそこを広げちゃうんです。でも後でスタッフさんに「ちょっとそこ撮り直してもいいですか」と言われたりすることもあるので、番組的には何でもOKってことでもないみたいです(笑)。
――SNSなどでは、「だいすけお兄さんの新しい一面が見られた! あさこさん引き出してくれてありがとう!」という声も挙がっていました。
いとう:「ありがとう」って(笑)。やっぱり、「うたのお兄さん」だったから、(番組内で発覚した)運動神経がそんなに良くない部分とかは新しい一面に見えるんですかね?
横山:そうなんですよね…。「うたのお兄さん」だったときは、いっぱい練習をしてから収録に臨んでいたので、子どもたちの「歌も歌えて、踊りもできるお兄さん」というイメージがあったと思うんです。でも、僕は本当はすごく不器用なんですよ。
この番組の収録で突然「これをやってください」って言われることがあるんですが、そういうときに僕の運動神経の悪さが出てしまうんです。今日の収録もひどかったですよね?
いとう:ひどかった! 反射神経が追い付かないのか、そもそも指示のカンペすらも読めないときがあるんですよ。目が文字に追いつかないんだと思います。
横山:そういう意味では、新しい一面がダダ漏れになってるかなと思います(笑)。
いとう:面白いですよね。世間が知らない“だいすけ”が漏れ出ちゃってますよ。
毎週火曜夜7:25-7:50
NHK Eテレで放送中
ザテレビジョンがLINEでドラマニュース専門アカウント始めました!
主演インタビューや編集部オリジナルのドラマニュースがまとめて読めます!
下のボタンから「友だち追加」しよう!