アニマックス開局20周年の記念日となる7月1日(日)に、創刊50周年の「ジャンプアニメ大集合スペシャル」が放送される。数ある作品の中から厳選した人気アニメの第1話をオンエアするほか、作品や魅力について人気声優たちがたっぷりと語る。今回番組に出演した「僕のヒーローアカデミア」の主人公・緑谷出久(通称デク)を演じる山下大輝にインタビューを行い、作品に対しての思いや憧れのヒーロー像、声優としての今後のビジョンなどを聞いた。
「僕のヒーローアカデミア」は、堀越耕平による人気コミックを映像化したTVアニメ。総人口約8割が何らかの超常能力“個性”を持つ世界を舞台に、“無個性”の少年・緑谷出久が、“個性”を悪用する犯罪者・敵<ヴィラン>と戦いを繰り広げる。
――続編となる第3期のアニメ化が決定した時の気持ちはいかがでしたか。
作品自体はここからどんどん盛り上がっていくだろうな、という気持ちで1期も2期も演じさせていただいていたので、まだ終わらないだろうと信じていました。放送が決まった時は、うれしさと同時に安心感もありましたね。作品に対して挑む気持ちは、僕自身ぶれずにそのまま3期も迎えられたと感じています。
――第1期から比べて、演じる中でデクの成長した部分や変化についてどのように感じました?
常に100%を出していく、がむしゃらさは変わっていないと思います。ただ、自分の力を限界まで出し続けたまま戦うことができないことにデクも気付くんですよね。ワン・フォー・オール(デクがオールマイトから継承した個性)をコントロールしていく中で、自分を客観的に見て行動できるように成長しているのは感じました。
でも、3期でもやっぱり暴走は止まらない(笑)。デクって一生懸命過ぎちゃうところが逆に危ういとも思うんです。自分から見ていて、「そんなに頑張って大丈夫?」って心配になってしまう。だからこそ、常に頑張り続ける意識みたいなものは、1期の時から同じだなって感じています。
――デクと山下さん自身の共通点はありますか?
よく爆豪勝己役の(岡本)信彦さんに「大輝君はすごく頑固だよね」って言われるんですけど、そんなことないよって思ってます(笑)。でも、こういう部分が頑固なんだよって言われるんですよね。意外と自分の決めたことは揺るぎたくないという気持ちがあります。
――デクは、オールマイトに憧れてヒーローになろうと決意しますが、山下さんが子供の頃に憧れていた理想のヒーロー像はありましたか?
時期によって憧れるキャラクターがバラバラでした。最初は、王道の主人公がかっこ良いなと思っていて、幽助(「幽☆遊☆白書」)が好きだったけど、途中から飛影の方が好きになって(笑)。「HUNTER×HUNTER」でいうと、キルアやクラピカの方が好きだなと。少しニヒルな感じというか、闇を持っているキャラクターが好きな時期はありましたね。
ただ、特別このキャラクターが好きというのはなかなかいなかったです。でもたけし(「世紀末リーダー伝たけし!」)だけはかっこ良いなって思います。たけしはイケメンキャラがたくさんいる中で、誰よりもイケメンに見えるんだよなあ~(笑)。
――ちなみに、現在の山下さんにとってのヒーロー的な存在を教えて下さい。
やっぱり、ハンバーグです! 食は僕の元気の源というか、パワーの源です。おいしいものを食べると明日も頑張ろうって思えますし、頑張った後で自分へのご褒美においしいお肉を食べようと思うと、モチベーションが上がるんですよ。特に「げんこつハンバーグの炭火焼きレストランさわやか」のハンバーグは圧倒的ですね。ジャパニーズNO.1フードです!
7月1日(日)朝11:00‐夜6:00
「僕のヒーローアカデミア」(第3期)
7月17日(火)スタート 夜7:00‐7:30ほか(7月1日(日)に1話のみ先行放送)
CSアニマックスで放送開始