アニソンを多数手掛けるアーティスト・angelaがニューシングル「SURVIVE!」を7月18日に発売。本作は、7月7日(土)より順次公開がスタートした劇場アニメーション「K SEVEN STORIES」のオープニング主題歌となっている。
今回「ザテレビジョン」では、angelaへのインタビューの模様を連続掲載。ラストとなる第3回は、atsukoとKATSUがアニソンへの思いを語ってくれた。
厳しい音楽業界を“SURVIVE!”できた秘訣…?
――今回のシングルのタイトルに掛けて、厳しいこの音楽業界において…。
atsuko:厳しい、厳しい(笑)。
――これまで“SURVIVE!”できた秘訣は、ご自身では何だと思いますか?
atsuko:人柄? あと才能??
KATSU:謙虚に!
atsuko:ウケを狙いたいだけで、(笑)って付けてもらいたいです。“SURVIVE!”できたのか? 本当にそうですね、厳しいですよ…音楽。
KATSU:方法じゃないんですけど、アニメが誕生して昨年で100年で。白黒のアニメーションから始まり、40代~50代の人が見ていた「巨人の星」や、「ドラゴンボール」「ドラえもん」「ちびまる子ちゃん」のような国民的なアニメみたいなものがあり、そして「エヴァンゲリオン」みたいな社会現象と呼ばれるようなアニメがあり。日本アニメというのは、100年という中で盛り上がってきたと思います。
angelaは、海外でライブをやることもすごく多いんですが、アニメやアニソンは日本が自信を持って輸出できるくらいすごいものに成長していて。その中で、先輩たちの教えや功績が大きいなということをひしひしと感じています。水木一郎さん、ささきいさおさんたちから始まり、それを広げてきた影山ヒロノブさんたちの世代がいて。その方たちが、未開の地を踏み分けていったと思うんですよね。
先輩たちが何もないところに道を作ってくれて、自分たちはそこを歩かせてもらう。ただ、そこにはルールがあって、日本のアニソンはアニメのために曲を作らないといけないっていうのが原則だったんです。でも、タイアップという言葉が広がったと同時に、アニメの曲をタイアップとしてセールスにつなげる時代が90年代にあって。
100年の中では、時代やアニメに合ってない主題歌っていうのも確かにあったんですが、アニメに合ってる主題歌っていうのは今現在も生き残っていて。それこそ「CHA-LA HEAD-CHA-LA」(「ドラゴンボールZ」)とかそうですよね。そういうふうに出来上がってきた歴史の中で、angelaは先輩たちを見ていて、アニメの曲を書く時は「自分たちの名前が売れたい」とか「自分たちの曲が売れたい」とかではなく、アニメのために曲を書くことを15年変わらず続けてきていて。
今もこの先も変わらない、変えない意思を持ってやっています。根底に「アニソンとはこうあるべきだ!」という、angelaがアニソンの先輩たちから受け継いできた文化があって、それは絶対にみんながみんな守らなくてはいけない、守らなきゃ“SURVIVE!”できないと思います。めっちゃいいこと言った!
atsuko:どうかな(笑)。
発売中
期間限定盤:1300円(税別)
通常盤:800円(税別)
【HP】http://style-market.com/angela/
【angela SPコメント】
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